2021年11月6日土曜日

見えた!


 大阪城の左上、大阪府警本部の上にクレーンが上がっているのが大阪地方6号合同庁舎。僕が携わった物件です。

2021年11月5日金曜日

大阪へ出張


 約1年7ヶ月振りに大阪へ出張です。羽田へ向かう車中の東京湾の朝日が眩しい。

この1年間半、家族に支えられて闘病とリハビリ生活を続けてきた、この日が来るとは半年前には信じられなかった。

ごく普通のこの光景を見ることができて、僕は非常に幸せ者だ。全ては家族のおかげ。

そして、仕事を再開して社内の仲間たち、取引先の人たちの温かく迎えてくれる言葉や笑顔にとても救われている。今日の大阪への出張も1人のアポイントが噂をよび、いつの間にか5件のアポイントになってしまった。よくなったんだったら会いたいなと言われて、すっかりその気になってしまった。あまり無理をするのはよくない、そこは自重しようと思う。しかし、出来うる限り、周囲の皆さんの気持ちに応えていきたいと思う。

2021年10月27日水曜日

10/27 今日の出来事

 曇り
6:55関看護師
関;おはようございます。血圧測定128.66、体温36.6、体重64.5。採血はないので血糖は後で自分で測ってくださいね。
 追加のメドロール(ステロイド)、グラセプター、サーティカンを手交。
関;メドロールは飲み忘れると大変なことになるので絶対忘れないように気をつけてださいね。今朝飲む分は私たちの方で出しますので、これは帰ってから飲んでください。

7:12赤松先生回診
赤松;おはようございます。今日退院ですね。それではお大事に。また外来で。

7:22
血糖値測定83。これが標準くらいか?元々低血糖と診断されていたので。基本的には70mg/DL以下が目まい、冷や汗、手指の震え、脱力感、空腹感など低血糖症状が出てくるという。

7:25伊佐地医師
伊佐地;今朝の泌尿器系の薬が足りないのですが、ご自宅って遠いんでしたっけ?自宅に帰られてから飲んでいただくとこは可能ですか?
こた;それでも大丈夫ですが、お預けしてたものを昨日戻していただいた中に追加でお渡しした分で、1錠づつありましたので、今朝はここで飲んで帰れますよ。
伊佐地;ああ、よかったです。それでは大丈夫ですね。

7:58長田医師
長田;じゃあ、今日退院ということで、来週また来て下さい。免疫抑制剤が増えているので感染症に気をつけなければならないですね
こた;他に何を気をつければいいんですか?
長田;感染症は色々あってもう既に誰に体の中にもあるんですよ。それで体調が悪い時とかに出てきて発症するんです。帯状疱疹とかもそうですね。免疫抑制剤を飲んでいるとそれが出やすいんです。
こた;やはり免疫抑制剤をへらしていた事が今回の拒絶反応になったんですか?
長田;そう、池田さんの場合に肝臓が来た当初相当痛んでいたので腎臓にも相応の負担があるんですね。腎臓の場合には最悪透析という手があるけど肝臓は生命に関わるから、そちらを優先していたんですが、膀胱のことで入口のところでトラブルがあったので減らさずを得なかったんですけどね。
こた;どうやってこれから生きていけばいいんですか?
長田;いや、普通に楽しく生活して下さい。ただ時々メンテナンスが必要になるかもしれない。

8:40関看護師 朝食後の薬
こた;拒絶反応の患者さんで大体こんな期間で退院なんですか?
関;ステロイドの投与量と減退量によるので・・・池田さんの場合は1250からでしたから今日くらいでちょうど良いんじゃないですか
こた;でも20mgの点滴というのもあるんですよね?
関;ええ、今日も点滴やって明日採血して退院という人が多いかもしれません。でも先生次第なので、適当な感じの人だと「まあ良いか」みたいに退院させちゃうこともありますけど、長田先生とかはそんなことはないです、慎重なので
こた;じゃあ場合によって1日早いくらいなんですかねえ、来週外来来させるからと赤松先生を説得したって長田先生おっしゃっていましたから
関;ああ、それは『ありがとう』ってお礼を言ってもらいたかったんじゃないですか
こた;え!そういう人?
関;いやそんなことないですよ
こた;長田先生ってなんか偉くなったんですか
関;そうなんですよ
こた;なんか何人か引き連れて赤松先生とは別に回診くるようになったから
関;患者さんの方が気がつくんですね
こた;講師か何かになったんですか?
関;ううん、わからないです。詳しくは本人に聞いてみれば良いじゃないですか?




2021年10月26日火曜日

10/26今日の出来事

曇り、天気予報では今日は関東地方は雨降りらしい。
最近わかったことだが、談話室からスカイツリーが見えないのは不忍池のほとりに建っているタワーマンションの影になってしまっているからなのだ。だから新棟からは遠望することが可能だ。術後のリハビリ中に新棟への渡り廊下でツリーを見ながらスクワットを毎日させられていたことを懐かしく思い出す。あのおかげで今日歩いて過ごしていられる。

あのタワマンは昨年年末に竣工していたから、あの談話室も以前は、不忍、上野山、その向こうに浅草の街並みと東京スカイツリーが一望できる眺望の良い空間だったのだろうか。ちなみに今日の写真は方向が違います。根津、谷中方面を撮っています。

6:45上居看護師
酸素、血圧、採血。血糖値は112でインスリンなし。
7:17赤松医師回診
赤松;おはようございます。だいぶよくなりましたね。これなら薬に切り替えられるので明日退院できますよ。その代わりしばらくはちょこちょこ外来で診せてくださいね。1週間に1度くらいかな。
こた;そうですか
赤松;では。
  泌尿器科の怠慢から、1年経ってこの状況。こちらの体に責任があるかのような言われ方がちょっとカチッとくる。

7:45長田医師 バックパックを背負って気軽に
長田;おはようございます。どう?
こた;体調は良いです
長田;血液データは良いので明日退院で大丈夫だと思います。免疫抑制剤も増えてしまったし、ステロイドも20m飲んでもらうんだけど、来週外来でデータ見て減らせるかなとは思います
こた;ステロイドの影響か目の下とかも腫れてしまってるし、グラセプターとかも増えたままで行くのでしょうか
長田;いや、落ち着いたところでメドロールは来週の結果で元に戻すし、免疫抑制剤も腎臓に余裕もないので落ち着けば減らすことになると思います。ステロイドは体のむくみやおしっこが出にくくなったりってあるので、あまり長期にわたって大量に服用続けるものではないですから。
こた;ありがとうございます。

 ちなみに今同部屋の人は1人(僕がはいる前からいる方)はお姉さんに臓器提供したドナー、昨日入ってきた方はヘルニアの手術(既に先ほど8時前にオペ室へ向かわれた)。だからさまざまな影響で検査と治療をしているのは僕だけのようだ。ドナーさんも明日退院の様です。

9:00長谷利咲看護師
長谷;おはようございます。今日担当です。今日で点滴終わりですね。あと免疫を安定させる注射を1本後でします。

9:28教授回診
その前廊下での事前説明を聞き耳(『数値は安定しているので今日の採血の結果でAST見て落ち着いていれば明日退院です」今まで長田医師が事前説明していた患者の状況の説明と紹介を早川医師がおこなっている)
長谷川;おはようございます。経緯は聞いています。このまま順調で行くといいですね
こた;ありがとうございます。
長田;白血球を注射します。抑制剤増えると免疫が安定しない場合があるので感染予防の意味です。(それが長谷看護師が話していた注射のことらしい)

9:55長谷看護師
点滴終了、シャワーのための保護。
今朝の採血数値は
AST25(基準値38)、ALT38(基準値44)、γGTP69(男性基準値80以下)。
長谷;多分退院ですね、一応午後先生の指示を待ってから点滴の針は抜きますね

10:53長谷看護師
パジャマ回収と白血球注射
長谷;打ってる時って痛いんですか?インスリンくらいですか?
こた;インスリンよりは痛いですけど、コロナのワクチンとかインフルの予防接種ほどの痛みではないです。気にはなりませんね

11:30 血糖測定143。よってインスリン注射なし。毎日の点滴後インスリンなしは今回初。

12:02田口看護師 昼食の配膳
田口;明日退院だって?よかったわねえ
こた;お陰様でなんとか数値下がってきたので。でも来週も外来に来ないとならないんですけどね
田口;それは代償よ、仕方ないでしょ

12:50大口看護師
大口;担当の代わりにお薬持ってきました、よかったですね!明日退院ですってね。本当入院したって聞いてどうしたのか心配で・・・
こた;そうなんですよ。なんとか基準値以内には収まってきたので・・・術後1年で拒絶反応なんて人は多いんですか?
大口;直後って人が多くて、でも1年とか長期で拒絶が起こる人もいますね。その場合には抗体とかを治療する薬をもっと色々使ったり、効き目のない人は点滴だけではなくて外科的なことをしたりとかですね
こた;多いんですか、そう言った方も?
大口;いいえ、そんないないですよ。ほとんどは少し経過してしまえば普通に生活していますよ。やはり免疫抑制剤を面倒になって飲まなくなったとか、そういう人が拒絶起こすケースが多いですねえ
こた;僕は怖くてそんなことはできませんねえ
大口;そうねえ、でも本当よかった。今朝申し送りで明日退院って聞いてよかったあ!と思って。
こた;ありがとうございます。

16:03長田医師、早川医師ほか1名
長田;じゃあ明日退院で来週外来までメドロール20m飲んでください。その日の検査結果で多分メドロールは減らせると思うから。
こた;外来は赤松先生ですか?
長田;そう、もし入院になったら僕が担当だけど。
こた;入院もありそうなんですか
長田;万が一悪化してればってことですよ、拒絶が起きてきてれば入院になるので、その覚悟はしてきてください。
こた;(😞)わかりました。

17:00赤松先生回診
赤松;池田さん、じゃ明日退院ってことで。薬のことは長田先生から説明あった通りです。
こた;じゃあ来週外来でよろしくお願いいたします。
赤松;はい
 後ろからきた裴先生が僕の端末画面で孫の写真に気がついて
裴;退院ですか、早くてよかったですねえ。あれ?お子さん?あの息子さんの?
こた;ええ、初孫です。
裴;いやあ、生きててよかったですねえ。あのままじゃ見れなかったですよ。本当よかった。お大事にしてください。


17:03夜の担当 関悠有看護師(2人そっくりの丸メガネの小さな女性の方。クリストファー・ノーランが好きな方ではない、と思う)
看護師N;こんばんは今日担当です

 血糖値159、ギリギリでインスリン

17:40 
関;じゃあインスリン打ちますね。2単位です。あれ、顔がむくみました?
こた;はい、入院してから。体重も1週間で2キロ増えたし。
関;足は大丈夫ですか?
こた;顔以外は全然。足は枯れ木って言われています
関;あはは、顔がむくむのは教科書通りですね。薬止まれば元に戻りますよ。


2021年10月25日月曜日

10/25 今日の出来事


晴れやかな朝
 6:17笹本沙紀看護師 

採血血糖値は100。12本連続で続いたインスリン注射から解放された。まあこの後9時からまた160mmgのステロイドパルスがあるので11時半の測定値は少々上昇してると思うが・・本日に点滴するステロイド成分量は、明日は80mmg、明後日は40mmgの予定。

体重64.2、体温は36.3





7:10赤松医師回診
赤松;おはようございます、だいぶ数字も下がっているのでいいんじゃないですかね。じゃ、そういうことで。
こた;ありがとうございます。

膀胱拡張術のT大における実績は聞ける雰囲気ではなかった。昨日、今日は少々ピリピりしてる。笑みがない。

 談話室で五条天神社方面へ健康祈願、清水観音堂方面へ孫の子育ち祈願。どうか元気いっぱいに育ちますように。。。

7:25高橋看護師
高橋;おはようございます。カテーテルはご自分で交換されて測っているんですよね?もらってちゃいますね。今朝の薬はグラセプター1mgが4、セルセプト250mgが1、サーティカンが0.25と0.75の計1mgです。8時前になったら落とさないようにカップで飲んでくださいね。
こた;血圧まだですよ
高橋;ああ、まだ大丈夫です。後でまた。

 春までの入院以来の担当なので、以前は薬を落としたり無くしたりする常習犯だった僕の印象がありありと残るのか、数えて飲んでくださいね!と念入りをされてしまった。

8:56窪谷看護師
窪谷;おはようございます、またまた今日もお昼の担当です。朝食後のお薬をお持ちしました。今朝の採血の結果はまだです、出たらすぐにお伝えしますね。
こた;点滴は80mg1でしたよね?
窪谷;そうです、今朝も点滴の後でシャワーされますか?
こた;はい、保護テープお願いします。ちなみに長田先生は今日は手術日ですよね?
窪谷;はい、確か移植が入っていたと思います。水曜に退院かどうかとか、手術終わって戻られたら聞いてみますね
こた;いえいえ、そんな急がなくて大丈夫ですよ。今朝の結果次第ですよね。
窪谷;そうですね。また後ほど数値はお知らせしますね

9:56窪谷看護師
窪谷;点滴終わりましたので外しますね、すぐシャワーのための保護をしちゃって良いですか?
こた;お願いします
窪谷;あ、今日の採血結果出ました、A ST30で昨日と同じ、A LTが43ですのでちょっと下がりました、γGTPが少し上がって72です。でも全部基準値以内ですので問題ないかと思います。
 
10時シャワー これで本日のルーチンは終了。明日も予定は点滴9時から40mgだけ。明後日は20mg。

10時半 廊下でばったり丸山看護師

以前入院中に売店へ一緒に買い物へ行ってくれた。

「池田さんの名前見てびっくりしちゃった」「3ヶ月くらいグラセプターやめてたんですよ」「腎機能の関係で?、肝臓の先生は知ってたの?」「はい、赤松先生がしばらくお休みしようかって言って」「あ、そう。でもステロイドやってるならねえ、大丈夫ですね。よかった」


11:35月田早紀看護師

いつもの明るい人

血糖値を聞きにきた。「普通200以上とか、もっと高い人はインスリンなんですけど、池田さんラインが低いんですよね、いつも」「低血糖なんですよね?確か」「そうなんです、150とかで打つ人、あまり見ないんで。本当あまり見ないんで」



15:30長田医師ほか数名回診
(有田准教授みたいな顔したおじさん);マスクお願いしますね、長田先生もバリアしないといけないので・・・
こた;はい
長田;水曜にステロイドは服用に切り替えられるので来週火曜に外来でチェックしてもらうということで、水曜退院です。よろしくお願いします。
こた;あ、ありがとうございます。よろしくお願いします。

そういえば今朝から隣のベッドに入院してきたおじいさん、「胃外」って書いてあって明日午前中にオペって言ってるから何かと思ったら、術後数年してヘルニアの手術だって。なんか子どもの頃にもやった様なこと言ってる。胃腸外科のベッドが空いていなかったようだ。9時からで昼前に手術終わる模様。

15:50窪谷看護師
窪谷;夜の看護師との引き継ぎできました。針とか補充していきますね。
こた;さっき長田先生が大勢引き連れて回診きましたよ、偉くなったんですか?
窪谷;なんか研修医の先生とか沢山入ってきてて、長田先生が指導しているんですよ。でも何げに長田先生は偉いんですよ。実は・・・ でもそんな引き連れて格好良かったんだったら私も見てみたかったなあ」
こた;水曜から服用で対応できるので水曜退院って言われました。来週火曜に外来で採血してチェックするということで。
窪谷;ああ、よかったですねえ。何もやることないですもんね、元気だし。
こた;でも胆管狭窄でなくてよかったですよ、最初それも疑いあるって言われてて
窪谷;狭窄だと管増やしたりとか、処置も沢山あって2〜3週間は入院ながびいちゃいますからね。よかったですね。

17:00夜担当の上居看護師(初)
17:20池上薬剤師

妊娠中のよう、説明がわかりやすい。グラセプターが4カプセル、サーティカン追加、メドロールがしばらく10錠になる件など説明。



2021年10月24日日曜日

T病院泌尿器科の怠慢と明かな診断ミス

 1.T医師 「色々検査やることはあるんですけどねえ、手間かかるんですよ」(5月)

2.4人の医師たち 「ちゃんと抗生剤飲んでいますか?単なる膀胱炎ですから抗生剤飲んでいれば効果がありますから」(4〜7月)「気になるなら、帰りに尿検査して帰ってください」(5月)

3. 7月15日 腎臓の数値が上昇したため緊急入院となる。泌尿器科の診察を終えてから入院手続きをして病棟へ来るよう言われ、4階外来受付で待っていたが、I看護師が現れて「入院になったということで外来受診はキャンセルになりましたよ」

その後はCT検査の結果を受けて直接的な腎臓の障害ではなく膀胱を原因とする症状であることが判明したが、翌日の夕方まで泌尿器科は診断に訪れず。YとH医師。Yは初めて見たハゲ頭。Hは研修医師のような暗い感じの若者。結局バルーンをやるしかないと言う。以前から3月に敗血症になった時のバルーンで悪化したと伝えていたことを再度話すと、では膀胱を膨らます薬を今夜から月曜の朝まで飲んでみて効果がなければバルーンを決断してもらいましょうか、と言われた。

しかし!これはYの詭弁であった!肝胆膵外科の医師に確認したところ、膀胱を柔らかにする薬は1ヶ月程度服用しないと効果が出ないはずですよ、と言われた。のちにきた泌尿器科の外来長を称するK医師もこれを認めた。


ここまでの状況で彼らの怠慢な診察、明らかな診断ミス、詭弁が蔓延している状況が読み取れる。

10/24 今日の出来事


 9:08赤松医師回診
赤松;おはようございます。夜はよく眠れていますか?
こた;はい
赤松;そうですか。数値も良くなってきているし、でも水曜はちょっと無理かなと思うよ。最短でもねえ。
こた;膀胱の薬がたりないんですよ
赤松;同じものうちでも出しますよ。それは心配しないでください。では。

しかし、水曜退院できず、最悪金曜や土曜にずれ込むと、来週からの準備が全くできない。
1.冬ものの服(会社へ着ていくスーツ、また日常的に着るものを学芸大学へ引き取りにいくこともできない)
2.金曜のワクチン接種が受けられない。集団接種会場ではないため完全に無効。廃棄されてしまうと注意書きに記載してある。
3.これはモチベーションの問題だが、おそらく11月以降の人事が木・金で決められる。内々にはすでに告げられている通りだが、何も知らずに月曜出勤することは非常に不安である。

そもそも、今日のこの状況を招いたのは、泌尿器科の怠慢と診断ミスから来ることなのではないか?T病院の泌尿器科の責任は問えないのか?謝罪の一言もないが、患者の生活を脅かして何か感じていることはないのか?

8:00田口看護師 朝の免疫抑制剤とインスリン注射
今朝からグラセプター1mmが3個に増える。また月々の薬代が大幅に増える。入院生活も長引く。次週以降まで入院遅れれば通常勤務もひょっとすると先延ばしになってしまうかもしれない。恐ろしい。

8:28早森医師(初登場)
早森;長田先生と一緒にやっている早森です。体調はいかがですか?
こた;いいえ、いたって元気です
早森;肝臓の数値は徐々に下がってきているようですが慎重に見ていきたいと思っていますので何か体調の変化などあったら言ってください。
こた;わかりました。ありがとうございます。

9:25長田医師
長田;肝臓の数値だいぶ落ち着いてきたね
こた;水曜退院難しいことは伺いました。
長田;ステロイドが効いてるんだと思うけど、今日が160、明日が80、明後日が40だから水曜20までやりたいんだけど、うまく下がってきているから、20になれば薬で大丈夫なので、来週火曜か木曜に外来に来てくれるのなら水曜退院でも大丈夫だよ
こた;そうですか、でも明日明後日の数字次第ですよね
長田;まあそうだけど、うまく下がってきてるので大丈夫だと思う
こた;ご無理言ってすみません。あまり無理なことは言わないように気をつけます
長田;色々大変だよねえ

10:00窪谷看護師(昨日に引き続き日中担当。久保田さんではなく窪谷さんでした。失礼)
窪谷;今日から点滴は補液剤がないので朝のステロイド160mmgだけです。もうすぐ終わりますね
こた;今朝の採血の値を教えていただけませんか?長田先生が下がってたよって教えてくださいましたけど一応お願いします。
窪谷;ASTが30、ALT44、γGTP68です。なんか私が嬉しくなって興奮してしまいました。

11:05早森医師
早森;池田さん、血中濃度がまだ少し低いのでグラセプターの量を明日の朝から4カプセルにします。
こた;え、それはずっとってことですか?
早森;いいえ、血中濃度の値見て、標準に下がれば元に戻るかもしれませんし、それ以上増やす場合には5mmというカプセルがありますのでそれを処方するかもしれません。
こた;春頃までは5mmを飲んでいて、1mm2カプセルに減った時に余っていたカプセルを今回病棟にお預けしてありますよ。
早森;でしたらもしこれ以上増やす場合にはそれを使わせていただきます。1mmはもう無くなったということなので、明日の分から処方してあります。
こた;そうですか・・・わかりました。

15:55窪谷看護師
窪谷;夜勤と担当交代です。
こた;ありがとうございました。グラセプター1mmが持っている分が少しまだあったのでお渡ししておきます。11カプセルあります。他の僕が持参した一括包装になっている薬は出してもらっていないんですよね
窪谷;はい、メドロールが入っていたので、これってステロイド剤で点滴と成分がダブるので入院中は袋を開けずに院内処方したものを飲んでもらってるんです。持ってきていただいたものはグラセプターと膀胱のお薬ですね。グラセプターはもう無くなりそうなので処方をお願いしてありますけど、この11錠も使っても良いですか?
こた;お願いします。でも1mmはこれで使い切ってしまいます・・・そうか、ステロイドで点滴とダブルから包装されている薬はばらさなかったんですね。だから長田先生が20mmまで行けば点滴でなくても薬でなんとかなるから水曜退院もできるって言ってたんですね。まあ明日明後日の数値次第でしょうけど。
窪谷;そうだと思います。

17:30高橋看護師(女性)
高橋;顔が丸くなりましたね
こた;少し出勤し始めて体動かしたりご飯をちゃんと食べたりしてるので、春に退院した頃より10キロちょっと体重増えました。あと今回ステロイドの点滴はじめて4日で2キロ太りました。
高橋;そうなんですよ、ステロイド点滴パルスをすると満月様相貌って言って顔が丸くなったり、お腹とか首周りが膨らんでくるんですよ。点滴やめれば治るから大丈夫ですよ。
こた;安心しました。
高橋;でも、今の方がなんか良いですよ





2021年10月23日土曜日

10/23 きょうのできごと











 6:20斉藤看護師
こた;おはようございます。体重が63.9kgで昨日より1.1kg増えてるんですけど、元気で食べて動かないからですか?このままだと退院までに太りすぎてしまうのではないかと恐れているんですけれども大丈夫なのでしょうか?
斉藤;点滴の影響ですから食べ過ぎではないですよ。全然大丈夫ですよ。血糖値も下がるから少し歩いたらいかがですか?インスリン嫌な人は血糖値測る前に廊下2往復してから測ったりしていますよ。
こた;ただ病棟の廊下歩くのも退屈ですよね、以前のリハビリと違って。
斉藤;1日2回くらいカード借りて下まで行ってきたらどうです?
こた;わかりました
斉藤;今朝から免疫抑制剤が変わります。グラセプターは1mm×2のままで、セルセプト250mm×2を朝夕から250mm×1で朝夕、サーティカンという新しい薬0.25mm×1、0.75mm×1合計2を朝夕追加です。本当はセルセプトをもっと増やしたいんだけど、腎臓への影響も考えてサーティカン追加になりました。
こた;わかりました。腎臓の数値は今一昨日21日のデータ見てたんですけど、少し悪くなっていませんか?
斉藤;いや、前回よりは上がっていますけど、一時からは下がっていますので気にしないで良いと思いますよ。先生がちゃんと見てくださっていますから、腎臓の状況も考えて薬も変えていくみたいですからね
こた;水曜には帰れますかねえ?
斉藤;1週間よりもうちょっとかかると思いますよ。長田先生は毎日『池田さ〜ん』ってきますよね?その時話してみたらどうですか
こた;それは相談というかお話はしているんですよ、火曜日には帰りたいということで。水曜で1週間ですからね。
斉藤;じゃあ、そのへんもわかっているのではないですか。薬も追加になりますしね。

その後採血5本

7:10赤松医師
赤松;今日から薬を変更しますので。
こた;うかがいました。
赤松;以上です。

8:42長田医師
長田;免疫抑制剤変えましたんで、まだ採血の結果出てないんですけど、それを見て見極めたいと思います。
こた;前も聞いたけどどれくらいかかりそうですかねえ
長田;どれくらいに帰りたいんでしたっけ?
こた;希望は火曜です。
長田;ええ!?火曜か・・・
こた;できれば遅くても水曜には。それで1週間ですよね
長田;わかりました。努力します。

8:50久保田看護師(初めて)
久保田;点滴始めますね(ステロイドのみ)1時間くらいなのでその後シャワーにしますか?
こた;あれ補助剤みたいなのはないんですか?1日2パックあるのは?
久保田;なくなったのかな・・・ああ、ありました。ごめんなさい。今お腹痛いとか、だるいとかありませんか?
こた;全然ありません。いたって元気です。
久保田;じゃあ、先にステロイド始めるので少し進行させておきましょう。補水液も持ってきます。


11:05長田医師と1階散歩中に偶然出会う
こた;長田先生!
長田;あ、池田さん。肝臓の数値は少し良くなっていたんで、血中濃度のことを相談して薬の量をどうするか決めたいと思います。じゃ!

11:30シャワー後に点滴再開のため久保田看護師
こた;長田先生に会って肝臓の数値は下がっているので血中濃度のことを相談して薬の量を決めたいと思いますっておっしゃっていましたよ。今朝の採血結果教えてもらえますか?
久保田;AST 111→49、ALT 71→55、γGTP 92→75ですので結構下がってきていますね。(いづれも21日外来採血値→今朝の採血値)
※参考 基準値 AST 7〜38、ALT4〜44、γGTP80以下

こた;薬の量の調節ってなんでしょうね?
久保田;ステロイドの量を減らすのか、免疫抑制剤を増やすのか、そんなことを検討されるのだと思いますけど。多分また先生がいらっしゃるんじゃないですか?

その後インスリンを投与。今日2回目。11:30の血糖値はギリギリの161。元々低血糖なので通常は200以上で投与だが池田さんの場合は150以上で打ちます、とのことである。

15:00久保田看護師 点滴の交換(補水剤)
こた;今日は頭が熱っぽくならないですね、ステロイドになれたのかな
久保田;あ、それはステロイドの量が減ってきてるからだと思います。
こた;今日は減ってるんですか?
久保田;いえ、池田さんの場合は徐々に減っていく処方なんです。例えば最初が1000mmgだと翌日500、その次は250と言ったように。だから今日は楽になってきているはずです。
こた;今の1000というのは例えなんですよね。
久保田;はい、あ、調べて見ますね
こた;ごめんなさい。仕事を増やしてしまって
久保田;いえいえ、大丈夫です・・・池田さんの場合にはステロイドはソル・メドロールという薬で、最初の日10/21は1250mmg、22日は625、23日は375です。
こた;明日は160mmgということは明後日は80mmg?それでおしまい?
久保田;いやまたその半分で40だと思います。
こた;そうなんですか、わかりました。助かりました。

その後
で調べたところ、この点滴静液は40mmgまでなので、楽観的で勝手な見通しをすれば、順調に数値が安定して落ちてくれば、最長でも火曜には点滴終了ということになりそう。
だから火曜には退院したいと勝手な希望を言った時、ちょっと微妙な顔して「検討します」って長田医師は言ってたんだ。


2021年10月22日金曜日

10/22 今日のやりとり


7:02赤松医師回診


赤松;おはようございます。眠れましたか?

こた;はい、というか眠すぎて眠すぎて爆睡しました。

赤松;ステロイド点滴すると眠れなくなる人が多いんだけどねえ。よかったですね、じゃお大事に・・・

こた;あ、ちょっとご相談があるのですが

赤松;この先の入院スクジュールのこと?

こた;いいえ、泌尿器科の件なのですが、後程で結構ですのでお時間を頂戴できませんか

赤松;ああ、僕は今日は時間取れないから長田に来るように言っておきますよ


7:55看護師

今日から先生の指示でグラセプター1mm2錠、セルセプトを朝夕2錠づつに増やします。


8:15長田医師来室

膀胱拡張術の件

1.他の病院あてに出された紹介状を開くわけにはいかない

2.診察だけ、意見を聞くだけと言っても教授を通したりするので時間とコストがそれなりにかかる

3.事例が少ない術例はたくさんある。池田さんの肝移植でも肝動脈を3本移植下というケースは日本でも3例くらいしかない。新之介さんの肝機能を早期に回復することと、移植された肝臓を安定的に維持するための方策です。木の枝を想像してください・・・そのごの説明は難し漠然としていてよくわからなかった。

薬の件

1.腎臓への影響を考えて免疫抑制剤を減らしていたが、今回の数値の悪化は赤松先生とも検討した結果、抑制剤を減らしたことにあると判断した。当面2錠に増やします。

2.退院したのちもずっと増やしたままかどうかは、腎臓の数値と肝臓の数値の推移を見ながら判断する。


9:15岡田看護師(手術前後のプライオリティ

こた;時間が経ってから自覚症状がなくて拒絶反応を起こす人は多いんですか?

岡田;1年に三人くらいいますかねえ。拒絶起こして具合悪くて来られる人が普通は多いですね。

こた;大体どの程度で回復するんですか

岡田;池田さんくらいの数値なら1週間以内で退院じゃないですか。稀にステロイドがなかなか効果が出なくて長引く人もいますけど・・・

こた;今朝の採血の結果ってどうなのでしょう?

岡田;まだ全部でてないですけど、肝臓は大体横ばい・・・いや少し良くなってますね。


11:00 廊下で偶然通りすがりの移植コーディネータのお二人

移植A;体調良いのに外来で急に入院しろってびっくりしちゃいますよね?

移植B;着替えとか持ってきてたの?

こた;念のため数日分は持ってますけど、できれば週明けくらいには帰るくらいの分ですねえ。

(その後手術後の精神的錯乱状態と記憶障害について質問等やりとり)

移植A;まあ、早く退院できると良いですね。奥さんはきてないの?

こた;夏頃からは来ていませんね。

移植A;お元気ですか?

こた;はい


15:35 長田医師回診

夕方の回診、長田医師が大名行列でみんな引き連れて来た!

なので川合さんの件はさらに聞けなかった。まあこちらも岡田さんと大爆笑で会話してたのもあるけど。


長田.体調いかがですか?

こた.絶好調です。

長田.早めに退院できるようステロイド強めにしてます。なので血糖値高めになってふらつきとかあるので今は退院できませんが、早めに出れるよう対応していますので。


19:55 伊左地医師

伊左地;緊急入院だったので遅れて申し訳ありませんが、入院計画書をお持ちしました。何度もおかきになっていると思いますが、内容を確認していただき署名をお願いします

こた;はい(署名)

伊左地;体調はいかがですか?って悪くないんですよね_・・飲み薬では分量を摂取できないのでステロイド点滴で対応させていただいています。自覚症状もなくて入院なんて嫌ですよね?

こた;そうなんですよ、行動範囲も狭いので逆に疲れてしまいますよね、まあ仕方ないんですが。

伊左地;ステロイドで目眩とかふらつきとか血糖が上昇するので色々リスクもあって点滴の間は退院できないんですよねえ。眠れないとかないですか?

こた;いや、全くそんなことはないです。逆に眠くなりすぎる副作用があるのではないかと思ってうかがいたかっった程です。

伊佐地;あはは、そんな副作用はないですけど、それであればよかったですね。

こた;退院まではやはり1週間くらいですか

伊佐寺;ううん、数値が安定してくればという結果次第です。

こた;土日挟むから採血結果も見れずに長引くなてこともあるのですか、長田先生にも聞いたんですけど。

伊佐寺;明日は採血あります。その結果次第で日曜も採血するのか、月曜まで必要なくてそのまま点滴の量もいくのか、判断になるのかなあと思います。そうだったと思いました、確か!よくなっていればステロイドの量減らして月曜に様子見ることもあるかもしれないです。

こた;わかりました。1週間だから水曜あたり退院予定だけど、本当は下着とかの関係で火曜の朝には帰りたいんですよね。水曜までだと洗濯石鹸もないので部屋についてるボディシャンプーで手洗いしないとならないと思ってるんですよ!

伊佐地医師;ええ!下着を手洗いなんてキャンプみたいですね










2021年9月18日土曜日

ゴーン・ガール/デビット・フィンチャー監督



 約7年前にシネコンで観た作品である。どうしても鑑賞したかった訳ではなかったような記憶がある。なんとなく前評判とデビット・フィンチャーだから、という程度の動機で足を運んだのだろうか。


 とはいえ、デビット・フィンチャー監督は「エイリアン3」(シリーズ中の駄作。ただし制作会社側の著しい修正と編集をかけられているためフィンチャー監督自体は自作と認めていない))、「セブン」(陰鬱かつ知的で実に後味の悪い)、「ゲーム」(馬鹿にしたような結果楽しい娯楽作)、「ファイトクラブ」(暴力に魅せられる意味が不明)「ベンジャミン・バトン」(はっきり言って駄作?のような気がした)くらいしか観ていない。

 相当な完璧主義者らしい、ブラピもワンシーンで数十回ダメ出しされてキレかかったこともあるようだ(あくまで噂)。


 フィンチャー作品の印象を一言で言い表せば、感情移入できないことが彼の作品の最大の特徴だと感じている。本作「ゴーン・ガール」はまさに「感情移入しそうでありながら絶対に入り込むことができない」映画である。

 本作でも、ラスト近くで「夫婦とはそうしたもの」、というセリフがあるが、頭ではなんとなく理解できても、しっくりこない、何かシリコンパネルの中のソフトクリームを見て美味しそうと感じることができないことに似たような感覚を覚えるのである。 


 しかし、この映画を観ることは冗長とも思える前段からジェットコースターのように展開していく中段以降まで脳天をぶちのめされるようなショックを受ける体験となること間違いない。ぶちのめされた後、じんわりと胸に苦い後味が広がっていいく。今回Amazon prime Videoでの鑑賞をしたのだが、おそらく二度と見ることはないであろう。


 それにしても、出ている役者の上手いことには感心。演出も多分相当厳しかったのだろうが、よく言われるロザムンド・パイクはほとんど本物のサイコだし、ベン_アフレックは相変わらずアホであるが隠れた弱さを内包する出来損ないの自称作家を素で演じているかのようだ。またキム・ディケンズが情報に流されず冷静に状況分析を行う女性刑事を感情を抑えた素晴らしい演技を披露している。これはフィンチャーの厳しい演出の賜物だけではないであろう。


 しかしフィンチャーはどの作品も繰り返して観たくなる映画ではないものの、次回作が楽しみになる、そんな不快な映像作家である。

2021年7月27日火曜日

7月27日 慶應義塾大学病院 泌尿器科(初診)

松本一宏医師;(これまでのデータを見て)膀胱が小さくなって尿が溜められないので腎臓に負担がかかっている。膀胱を広げる薬が免疫抑制剤に干渉する場合があるがセルセプトはおそらく問題ないと思います。
(過去に糖尿などはありましたか?糖尿によって血尿障害を起こすことがあるので聞いてみました。)
東大の川合先生から引き継ぎを受けているので、8月19日に水圧検査を予定しています。現在服用しているベシケアを継続して飲んでいただき、その効果を確認するため膀胱の硬さ、柔らかさを水圧をかけて検査します。その前の週に、そうですね10日は11日、(11日が希望ですと当方答える)それでは11日に採血と管の交換をしましょう。

『膀胱が広がってカテーテルが必要なくなるんでしょうか』
松本医師;これまでの経験では自己導尿はマストだと思います。自己導尿が最終目標です。

『こうなった理由はなんでしょう?』
松本医師;わからないです。カテーテルを留置したことで膀胱が小さくなるとかそう言ったことはまずありませんので、理由は不明です。
『来週から復職するのですが、動き始めると改善するということはないのでしょうか』
松本医師;理由がわからないので逆にそういったことが良い方向に働くことはあり得ます。高齢者の方でウォーキングを始めて改善した例もあります。血流障害で原因がよくわからないので運動することで良くなるかもしれません。

2021年7月25日日曜日

7月22日 9階北病棟への電話問い合わせの件

 カテーテルから漏れが生じている件で山本医師に電話。

強い尿意があった際に力を入れて排尿しようとしたら管の淵から漏れてしまった件を相談したところ、

山本医師;①力は入れない、ゆっくり尿は落ちていくので我慢して ②どうしてもというなら現在14mmの口径を16mmの太いものに変更しますか?

『今の状態で我慢します。これ以上太いものは痛みも増すし苦痛です。今も身動きが不自由です』

山本医師;QOLは低くなってしまいますよね、慶応の診察で腎臓の状況確認されるまでは我慢してください

7月21日 カテーテル留置に関する諸々のやりとり

 7月21日諸々やり取り


①『カテーテル留置したらどのくらいの期間でどのくらい程度治るんですか?つまり過活動膀胱そのものが治るのですか』

長田医師;治るとはいえない。短期的には逆流を防ぐので水腎などによる腎臓への負担が少なくなる。腎臓の数値が良くなるまで留置がよろしいかと思う。


②川合医師;長期的には小腸移植による膀胱拡張も検討したい。

『それは成功例も少ないんですよね』

まあそれはそういった手段もあると言うこと、まずはカテーテル留置をお薦めする。

『カテーテルはどのタイミングで抜けるのでしょう』

水腎がなくなるまでなのではっきりとしたことは言えない。カテーテルを挿入した当初多量の尿量があったので、尿管から膀胱に溜まっていた(逆流していた)水は排出されているのでしょう。


③『カテーテルはいつ頃抜けますか』

山本医師;水腎がなくなったらですけど、まだ2日ですのでなかなか結果は出ていないと思う。1週間程度経って色々検査して、腎臓の数字が改善されていれば取れるんじゃないですか

『今朝の採血の数字はどうですか』

山本医師;いやCreは左右両方の腎臓の数値が合わせて出てくるので水腎のある方がどうなのかは分かりにくです。やはり1週間程度してCTとかで見て確認してみないと。ですから来週慶応で見てもらって結果を教えてください。だから赤松先生の外来も翌週に先延ばしになりましたよね?

『3日です』

山本医師『その時どうなったか教えてください』


2021年7月18日日曜日

泌尿器科医療スタッフへの強烈な不信感

今回腎機能を悪化させて、入院するまでに至った原因はT大病院泌尿器科の無責任な対応である。
1.
2.毎回別の医師による診察。所見も一貫性がなく、方針も二転三転した。
3.頻尿状況が悪化していることを3回電話により訴えたが、抗生剤を飲み続けてください、の一点張りであった。
4.7月15日予約してあった外来は腎機能の低下により急遽入院となったため中止。入院後主科と連携して治療にあたる、と言いつつ、入院翌日16日に終日待機させた上に診察はせずバルーンを留置する以外治療方法はない、とそれまでの経緯に対する謝罪もなく一方的に言い放たれた。
5.ベシケアOD錠(膀胱を拡張する)を投与しながら自己導尿の回数を増やす方法を金土日限定で選択させられた。
6.1か月余りの間「膀胱炎」であるとさしたる診察もなく適当にあしらわれて(尿検査のみ)、結果膀胱炎ではなく、過活動膀胱と尿路排尿障害だからバルーン留置措置をする、と言われても到底納得できるものではない。

許すことはできないし、今後も一切の信用はない。
何かしらの治療案の提案があったとしても、この病院の泌尿器科では受け入れることは断じてしない。
カテーテルバルーン留置をしなければならないなら、セカンドオピニオンで施術していただきます。

2021年7月17日土曜日

昨日(16日)から今朝までの経緯

 1.泌尿器科へ予定していた診察時質問事項

きちんと治して導尿もやめたい。キット終了して、退院を目指したい。

結局病名は特定されているんでしょうか? 以上が大きな訴え処である

 

泌尿器科への質問、要望

今までの抗生剤は効いたことがないので、薬ではなく、積極的な治療をして欲しい。

 

できれば、速やかにダイレクトな治療のために泌尿器科病棟に移りたい。

 

ずっと毎日辛いのが何ヶ月も続いていて、精神的にもおかしくなりそうだし、導尿しなくてもいいくらいに回復してからでないと、退院できない。

 

2.実際のやり取り(2日にわたり放置された)

外来の手が空いた時に診察とのことであったが、16時過ぎまで待ったところで診察はしないカテーテルを留置して尿を出すようにとの伝言がN医師経由であった。前日もとりあえず入院なので診察はキャンセルになった、明日主科(肝胆膵外科)とカンファレンスを行って治療方針を決めると言われていた。まさに二転三転である。

 

N医師、Y医師、さらに回診時にA主幹医師に状況を訴え、本院の泌尿器科については全く信用ができないのでセカンドオピニオンを紹介して欲しい、とお願いした。

N医師『僕からみても彼らは命のやりとりをしていないので、なんかマインドが違うんですよね』

A主幹医師『そういうところがとてもある部署。上の方の先生に話してあります』

 

17時半頃泌尿器科H医師来訪。間を空けてY医師も同席。

彼らの主張趣旨;(1)炎症反応上昇の原因は尿路にある。神経因性の尿路障がいが起きている。過活動膀胱により慢性排尿障がいになっている(2)膀胱機能が勝手に伸縮しているのが原因(3)膀胱の神経的機能的問題なので手術などの治療法はない(4)尿路が逆流しており水が詰まっているので自己導尿56回では追いつかない。バルーンを入れるしか方法がない(5)バルーンが嫌ならばベタニス(膀胱を膨らませて蓄尿機能を回復する薬)の服薬と導尿の回数を日に10回程度に増やして膀胱に尿が溜まらないようにしておくという方法がある。これで腎臓に溜まった水が膀胱に落ちてくるか診てみると言う手はある。

 

・当方主張;バルーンは拒絶。なぜこうした提案が1か月以上前から診察を受けているのに一度もなかったのか?毎回別の医師(一度として同じ医師の診察を受けたことはない)が異なる見解を主張されるばかりで、抗生剤を2回変え「変化がない、辛い」と連絡しても放置され、問い合わせをこちらからするまで培養検査の結果も回答がない。そんな状況で信用ができない。

彼らの主張;そうは言ってもバルーンなりなんなりの処置をしないと人工透析になる。どうしますか?(こちらの意見には答えず)

当方主張;では膀胱を膨らませて導尿回数を増やすと言うことでお願いします。これは110回導尿とかずっと続くものですか?

彼らの主張;いや短期的なものです。月曜までやって採血結果を見るまでです。では本夕から投薬開始します。

以上

 

その後18時半頃、泌尿器科外来長のK医師が来訪し、本日の外来の不手際を謝罪。土日の短期的治療をした後のデータは月曜日に自分が見て今後の方針をお伝えします。Yは導尿10回と言ったようですが、本当は尿意のたびに導尿するのが理想です。

以上

 

17日朝回診時A主幹医師が昨日のその後の泌尿器科とのやりとりを聞いてきたので、後ほどご相談があります、とお願いした。AM中には本院の泌尿器科が信用できない、セカンドオピニオンへの紹介状を依頼する見込み。

 

追伸(先程)


(A医師に訴えるはずだった主張)

・結局病名はなにか?すら説明がない。神経因性の尿路障害というがそれが病名なのか?

・膀胱拡張させることでとおりがよくなる、バルーン入れておくことで膀胱に残さない→短期的対処方法にすぎない?

・根本解決に何が必要か

・尿が濁る原因は?

・尿意が常にある原因は?治るのか?


・結局目先の話だけで何も説明になってない。透析かバルーンか?の一点張りだった。いったん落ち着いたとして、この先の外来受診でまた同じことの繰り返しが予想できて怖い。申し訳ないがセカンドオピニオンへの紹介状をおねがいしたい。


(A主観医師からこちらの主張をする前に報告があった)

K医師からは報告受けている。若いのはだめだったんでしょ?(HY医師のこと)

(僕が『腎臓から膀胱までの通り道が詰まっていると言う話でしたが膀胱拡張して効果あるんですか?』問おうと)通り道が詰まるのではなく膀胱が受け入れきれないから逆流して腎臓へ戻ってきている、と言う彼らの見解らしい。

K医師は土日の治療で改善が見られない時、小腸の一部を切って膀胱の袋にして拡張すると言う手術も考えたいと言っていたが、これは失敗例もあるとのこと。泌尿器科に不信感を持っていることは十分理解しました。

A医師の患者さんで同じような症状の方で慶應で良くなった人がいた

月まで様子見てだめなら紹介状を僕が書きますよ。慶應でなくてもここが良さそうと言うところがあればどこでも結構ですよ。

2021年7月16日金曜日

7/16 山本医師

 _今日泌尿器科の診察があります。赤松先生も言っていた通り今回は腎臓そのものが悪いのではなくて膀胱の機能がうまく働かなくて、尿が腎臓からの通り道に詰まってるために腎臓の数値が悪くなっている状況です。CT画像ではっきりわかりました。膀胱が正常に働くように泌尿器科で考えてくれます。

導尿しても膀胱に残っているとうことですか?

_導尿で出切らないような膀胱の状況があるのではないか。導尿そのものが間違っていると言うわけではないと思う。

どのような治療をするのでしょう?手術とかあるのでしょうか?

_いや、導尿の仕方やする時間を変えるとか、以前から飲んでいる利尿剤をより効果あるものに変えるとかそういった治療だと思います。通行止めになっている原因を突き止めて流れをスムーズにしてあげることが必要です。

診察は何時頃になりますか?外来へ行くんですよね?

_外来の空き時間次第ですのでなんともいえないですね。往診してくれることはないでしょうから外来へ赴いて診察を受けると言うことになるかと思います。


治療内容に気が入ってまたもや泌尿器病棟へ移してほしい件を言いそびれたが、逆に泌尿器外来で医師に話してみようと思う。

7/16 朝回診A医師

N医師不在(オペ準備?)

_腎臓の数値も悪いんだけど、それより泌尿器の状態が良くないみたいで、泌尿器科と相談しながら進めていきますよ。 肝臓の数値は全く問題ない。
(ここで『じゃあ泌尿器科病棟へ移った方が処置とか検査とかダイレクトで良いのではないですか』と言えなかった😓)

_でも入院してよかったと思いますよ。じゃ、また。


これから採血です。点滴と服薬と採血が入院生活の全て。逆にこれしか治療も検査もやることがない。

2021年7月15日木曜日

7月15日 移植外科、腎臓内科、泌尿器科それぞれの外来受診

1.移植外科 A医師
_肝臓の数値はとても良い。腎臓の数値がまた悪くなっている。(Cre値4週間前7、2週間前18、本日34)
このまま進んでいくと本当に透析が必要になるかもしれない。急に悪くなっている原因を検査して、治療してなんとかこれ以上の悪化するのを止めた方が良いので入院したほうが良いと思う。透析したくないんでしょ?炎症値も高くなってるけど、発熱はないとのことなのでその原因も検査したい。腎臓内科の診察の時に私がそう言っていた(入院して検査、加療を勧める旨)と先生にお伝えください。
・医療関係の書類を整理していたところ昨年の1127日に「門脈バルーン拡張術」と「門脈内ステント留置」を受ける旨の同意書がありました。バルーンは覚えていますがステント留置はあまり記憶にないのですが、留置しているステントは定期的な交換などメンテナンスは必要なのでしょうか?
_ステントは留置するかもしれないので念のため同意書いただいただけです。留置していません。
 
2.腎臓内科 N医師
_肝臓移植者の腎臓へのリスクについては説明させていただいた通り。長い期間に徐々に悪くなっていくこことはあるが、あまりに急な変化なので理由が考えられない。膀胱以外に他に変な症状はありますか?
・ありません。膀胱炎の診察を受けた際に膀胱が小さくなっていて右側の腎臓に逆流している可能性があると言われたのですが、腎臓の数値が悪化していることと関係はあるのでしょうか?
_膀胱炎など泌尿器科的な要素で腎臓に負担がかかっているかもしれない。尿の出方、膀胱と腎臓の位置 管のつながりなど検査してみて治療する必要があると思うので、外科の先生が言う通り入院したらどうか?変化が急すぎるので内科的治療だけで良いのか、という気がする。
・超音波検査の結果で何かわかるのか
_確かに腎臓からの水(尿)の出が悪い、通り道が狭いなどわかる。腎臓の真ん中に水がハート型にたまっています、あまりみたことがない。腎臓に何か問題があると言うよりも膀胱なり通路の問題で腎臓に影響が出ているような気がする。
内科では投薬して状況を見る以外はできないので外科と泌尿器科で治療の方法は検討されるものと思う。
・例えば通り道が狭いのが原因だとして、どのような治療が考えられるか
_膀胱内内視鏡で中を検査しつつ通り道に管を入れるとか、いやこれは自分が勝手に言ってるだけですけど、なんらかの方法を取るのではないか。もちろん入院後は腎臓内科はコンサルティングはしていきますが。
 ・透析に至らないよう日常生活には十分な注意と配慮を怠らないように考え努めておりますが、現時点で仮に透析が必要になるまでの年数、期間はどの程度でしょう?数値的にはどの程度の状態で必要となるのですか?
_Cre70値以上が透析計画準備の基準ですが容態などで変わるので必ずこうと決まったモノではない
_今回の治療がひと段落したのちには、また定期的に外来受診に来てください。腎臓の状況を見させていただきたいと思います。

病棟へ移動後、Y医師、N医師
_点滴やって炎症値と腎臓の数値下げる。CTはすぐやってください

病棟当日日中看護師 W
_明日CTの結果とエコー画像、明日の朝の採血結果などもみて泌尿器科とカンファレンスをやって治療方針決めるそうです。とりあえずは点滴と抗生剤を飲んでもらうことになりました。
・今泌尿器科から処方されて飲んで効果のない薬もまだ飲むのか?
_一緒に飲んでください。なんか泌尿器科中心の治療みたいで、この病棟でやる意味あるのかな・・・みたいに思いますね

以上
明日カンファレンス結果で治療方針が出たら、泌尿科病棟へ移してもらった方が迅速な対応をしていただけれるのでは?と質問してみる。N医師に。


泌尿器科へ予定していた質問
1)抗生剤の効果がいまいちスッキリしません。楽になったといえばなりましたが、回数は減っても尿意(というより股間がムズムズ)は頻繁にあります。また1回あたりの排尿量は少ないままです。尿の色も濁った状態です。水分は1.5リットル以上は飲むようにしています。
 
2)膀胱が小さいことと頻尿は関係ありますか?少し尿を我慢することで膀胱を広げると良いとの話も聞いたことがありますが、腎臓への悪影響はないのでしょうか?教えてください。
 
3)慢性膀胱炎、前立腺炎など別の疾患の可能性はあるのでしょうか?小水のことばかり考えているからといった精神的な要素もあるのでしょうか?
 
4)そもそも治るんでしょうか?スッキリしないので気持ち的に非常に重荷になっています。このまま今の薬を飲み続けても来週の水曜までです。その時点で改善が見られない場合は次の処置はありますか?このままでは就労にも支障をきたすと思います。
 
 

2021年7月9日金曜日

9日泌尿器科外来へ電話相談

『泌尿器科6日の診察後に処方された抗生剤、漢方を3日間飲んでも一向に股間の違和感、尿意は改善されない。昨夜も30分ごとに起きてしまい断続的にも2時間は寝ていない。朝になると眠くて仕方ない』
 以上の旨をT病院泌尿器科へ電話相談を行った。

電話先看護師(名前不明)→医師に僕の検査結果を確認後医師の言葉として回答してくれた
・尿検査の結果はその日の朝と変わりません。膀胱炎と思われる。もし腎盂炎など他の疾患ならば38度以上の発熱があるはず→現在発熱はない。
・抗生剤は2〜3日では効果でない、徐々に死滅していくので次回受診日である15日まではきちんと薬を飲んで、水を飲んで、尿で菌を洗い流すようにしてください。ちょっと辛いとは思いますが頑張ってください。これくらいしか答えられずにすみません。

追加で質問
『導尿の際にピンク色のヌルッとした液体が出てくる。昨日、今日と3回ほどあった。これは何か問題はあるのでしょうか』
・抗生剤が効いてるので膀胱の内側の粘膜が流れ出しているのではないでしょうか。鮮血でなければ気にしなくて大丈夫です。
『わかりました、ありがとうございます』

以上

2021年7月6日火曜日

7月6日 泌尿器科受診時の質疑応答

概要
1、常在菌であるカンジダ(カビ)が尿の中に増殖しているのでピンポイントでこれを殺す抗生剤を処方
2、前立腺炎の治療薬(漢方)もだしておきます。これはあまり効果がないかもしれません。
この2点の薬を服用してみてください。8月3日に尿の勢い、残尿量、尿の培養等それぞれ検査を行い効果を判定します。
それまでは導尿は続けてください。炎症が治まり膀胱の伸縮機能が活性化してくれば、排尿もしっかりできるようになるはずです。また炎症が治まれば尿路の逆流も解消されるのではないかと思います。
3、腎臓の尿の通り道が左は流れているが右が流れていないので逆流して腎臓の数値を悪くしている可能性があります。詳細は腎臓内科の先生に超音波検査の見解を聞いてください。


 泌尿器科受診に際しての質疑応答
診察前
F看護師「今日はどうされました?スピーディの受け取りでしたっけ?」
K「それもありますが、先々週膀胱炎の抗生剤を処方していただいて飲み切りましたが、全く改善しなくて、夜もほとんど1時間ごとに尿意で目が覚めます。眠れません。今外待合で待っていても4回トイレに行っています」
F看護師「わかりました、ちょっとお待ちください」
その後I看護師が出てきて
I看護師「中待合で待っててね。眠れないほど苦しいのでは困りますね。今診察する先生が他の先生に相談に行っているのでもう少しお待ちください」
10分ほどしてH医師現れる。

診察;H医師(背後にT医師) 

K「常に尿意、残尿感がある。腰が痛い(疲れた感じ)。発熱はない。ずっとこらえているので下腹部が重い感じ(明確な痛みではない)を覚えます」
H医師「腰の痛みは激痛ですか?激痛だと他の症状も考えられます」
K「いえ、疲労通のような鈍痛です」
「1日の自尿は多い時で30分から60分ごとにありますが、出る量は50cc程度です。導尿後も早ければ直後から尿意を覚える時があります。導尿直後に尿意を覚えるときはトイレに行ってもほとんど出ません。歯磨き(ほぼ毎回)、電車内などで尿意を覚えます」
H医師「水の前で尿意というのは関係ありませんが・・・ わかりました。バルーンでカテーテルを入れっぱなしにするというのはどうですか?」
K「移植手術後と3月に敗血症になった時にバルーン留置をして排尿が悪化しています。素人考えながら挿しっぱなしは良い結果を得るとは思えません」
H医師「わかりました。尿意は継続的に感じていますか」
K「尿意というか、下腹部を押しても尿意が増すようなことはありません。あくまで股間がムズムズするだけです。でも排尿すると一応一旦はスッキリします。2〜3分のことですが」  
H医師「チャリのサドルに当たる部分ですよね?では前回の抗生剤は効果なかったということですね」
K「そうです。その状況はここ2〜3日ひどくなってる感じです。前回処方していただいた抗生剤を飲んで変化したことは導尿で得られる量が減少して自尿の回数が増加したことですかね」
「腎臓の数値が悪くなっていて、腎臓内科の先生から何か2週間で変わったことはありませんか?と言われたので膀胱炎の治療のため抗生剤飲みましたと答えたんですが、あまり関連性はないと言われました」
H医師「超音波の結果を見ると尿の逆流が考えられますね、左は出てるが右が出てないんですよ。これが腎臓の数値に悪さをしているのかもしれません」
K「今日の培養検査の結果は?」
H医師「カンジダ(常在菌、カビ)がちょっと出てる、むしろそれ以外の細菌はないので、カンジダにピンポイントで効く抗生剤を出します。また前立腺の炎症による違和感かもしれないので、前立腺炎を緩和する薬(漢方)を出しておきます。多分これはあまり効かないかもしれませんが・・・今日の薬を飲んでみて全く効果がなければ電話なり連絡をください。脱水も膀胱の炎症の原因にあるのかなあ・・・水はどれくらい飲んでますか?」
K「1日15000ccです」
H医師「そうですか、ではそれは続けてください」
「次回ですが715日の外来予約(D医師が取った)はそのままにしておきますが、83日も診察枠を取っておきます。その日に残尿検査、ウロフロメトリ(流れ)、排尿量を見てみましょう。それまで薬が効果が出ていれば良いのですが。3日は私の上のTが診察すると思います」
 K「免疫抑制剤など薬を服用していることとの関連性、副作用はありますか?」
H医師「免疫抑制剤を飲んでいれば色々と感染しやすいのは確かです」
 
K「先ほども伺いましたが、腎臓の数値が悪くなってきていることとの因果関係はあるのでしょうか?腎機能が原因か、尿のトラブルが腎機能へ悪い影響を与えているのか」
H医師「膀胱の容量が小さくなって逆流していて腎臓の数値が悪くなっている可能性があります。右側の通路が逆流しているように見えます。膀胱の伸縮がもっと活発になって大きく膨らむようになれば尿の流れもスムーズになると思いますよ詳細は腎臓内科の診察の時に確認してください」

I「導尿量が減少してきているということは抗生剤の効果とは関係していますか」
H医師「自尿が増えているからです」 
I「導尿=残尿が減ってきているようです。今の見込みとして導尿はどの程度まで続ける必要がありますか?」
H医師「今回の膀胱炎が治るまでは15回続けてください。炎症が引いてくれば伸縮も活発になって排尿機能も健全になると思います。それまでは導尿は必要です」
K「処方していただいたら直ちに服用したいのですがよろしいでしょうか?一刻も早く楽になりたい」
H医師「お昼ごはんを食べて、今夜の分を飲むのはOKですよ、辛いですよね」
 


退室後、I看護師がやってきて
I看護師「どうでしたか」
K「カンジダしかいないからピンポイントの薬を処方するって言われました」
処方箋をみて
I看護師「ああバクタね、よかったですね。なんとなく原因が特定できて」
K「あまりに辛いので本当にすぐ治ると良いんですけど。飲んでも変わらなかったら電話くださいって言われました、ちょっと先にトイレ行っていいですか」
トイレから戻ってスピーディカテ受領時
I看護師「顔色が本当に良くなったね、あれ?お友達(PTADのカテ)取れたの?」
K「はい、取れましたよ。あとはおしっこ問題だけなんですよね・・・あと導尿ってどうなんでしょう。最近自尿が1時間ごとにあるせいで導尿量が減ってるんですけど、ずっと導尿続くようだと嫌だなって」
I看護師「(こそこそ声で)私がみてきた患者さんの例で言うと、カテーテルが取れたり他の原因がなくなって元気になってくると体力が回復して導尿必要なくなるって人がほとんどですよ。特にまだ若いし、今見ても顔色も良くて元気そうだから。大丈夫よ。でも膀胱炎が治るまではしっかりやってね」
と導尿の見通しを話してくれた。

この後再度小水検査を行い本日の診察終了

2021年7月4日日曜日

7月1日 「移植外科」「腎臓内科」受診記録(加筆・修正)

1.移植外科

A医師

・PTAD用のチューブはほとんどカラカラ(胆液が出ない状態)なので今日抜去します。

・腎臓の数値(BUN)が上昇しているので、外科的にできることとしては免疫抑制剤を1mm×2個に減らす処方をする。併せてセルセプト(移植後拒絶反応を軽減、腎臓機能補助も可能)を朝夕服用開始。(Creは非表示)

「このままま悪化していくと1年くらいで人工透析になるかもしれんね」との発言に妻が「ええ!?困ります」と訴えてくれると「まあ脅しも入ってるけどね」

「訪問看護は今後も必要ですか」と妻が質問したところ「いや、もうチューブもないし必要ないでしょ」との回答。「バイタルとったりとか状況見たりしてもらう必要は・・・」と僕が聞くと「ううんいらないですよ」と返された。

N医師・PTADチューブ抜去。3時間程度で傷跡は閉じるのでシャワー等入浴は問題ないとのこと。

・なんか元気そうだね、顔つきが5歳くらい若返ったよ。

・腎臓の数値が50台だったのが今日の採血で70台だったんですよ、と相談したところ、「そうだね腎臓の数値は移植した人の宿命だからね。でも腎臓の場合は最悪人工透析という方法があるからね、10とか15年くらいで透析になるかもしれないから、それを少しでも先延ばしするように塩分を控えるとか血圧あがらないようにするとか頑張らないと。あとは免疫抑制剤を減らすのも方法だけど」と言われたので、減らすようにA先生から処方されましたと答えたところ「ああそうでしょ。まあそれで様子見るんだね。それにしても本当に若返ったよ、奥さんも喜んでるんじゃない」

いいえ、特に喜んでいません。

2.腎臓内科

N医師、非常に慎重に丁寧な説明をしていただいた。

・この2週間で急に腎臓の数値が上昇している理由として何か変わったことはなかったか?→膀胱炎の治療として泌尿器科で処方された抗生剤を1週間服用していた→データ悪化に関係しているあまり関係ないとは思いますが、可能性はある。

通常移植後の患者さんは年々腎臓の数字が悪くなるのですが、このように急に悪くなっているのは、排尿障害や服薬による影響など物理的な要因があるかもしれません。また何らかの理由で尿の通り道が悪くなっている可能性や腎臓が腫れているなど調べてみたいのでCTもしくは超音波による検査を行いたい。まだCT(放射能を浴びる)を行わなければならない程度ではないの、できれば検査までの待ち時間はあるが(16時まで)超音波検査をお勧めします。検査結果を見て6日の泌尿器の先生、15日の腎臓内科の診察の際に見解を出したい。なお、肝臓移植時点で腎臓のデータが悪い人は、その後もそれなりのリスクはあるものです。

こののち超音波検査中に技師から『オシッコがすぐしたくなるとかありますかあ?』と聞かれた。え?溜まってますか?と問い返したところ『いやそうでもないですけど、申し少し大きくなると思うんですよねえ』と回答。もっと質問したかったがサラッと終わりです、お腹拭いて帰ってください、と言われてしまう。


次回 泌尿器科 6日

   腎臓内科、移植外科 15日

2021年6月23日水曜日

6月23日 泌尿器科受診

頻尿があまりに辛いため、昨日訪問看護師と相談の上、先週の尿検査結果を問い合わせの上で外来診察の予約を取り、通院をした。ちなみに昨夜は尿意のため5回夜間に目が覚めた。

はじめての医師で、これまでの泌尿器科の診察医では最も説明も丁寧でわかりやすかった。

こちらからの主張と質問事項

青字は医師回答

・今回膀胱炎という検査結果もこちらから問い合わせしなければ715日まで放置だったのでしょうか?放置していても大丈夫なものでしょうか?

・前回のような処置室での対応では何もハッキリとせず、検査結果を問い合わせしたり、今日のように再度来院したりと結局二度手間です。月1回の受診は診察室で診察をお願いします。715日も予約上は処置室となっているので変更をお願いします。キットだけ取りに来るのでは治療の意味がありません。昨日も尿意のため夜間5回目が覚めた。

前回の診察については診察したドクターの考え方の相違もあったかと思いますが、説明不足で申し訳ありません。まずは謝罪をさせてください。

・膀胱炎の原因はなんでしょうか?

無症候性細菌尿。菌は尿の中にあるものですが、ただ住み着いてくれるだけなら特に症状もなく問題ないが食事の接種量や体調によって活発化することで膀胱炎となります。

・入院中にカテーテルを長期留置していたことが原因ですか?

長期留置により尿が出にくくなり細菌が増殖したことは考えられます。また入院等で足腰が弱ると比例して膀胱も弱ると言われています。ただしこれは臨床的に証明されているわけではありません。

手からの膀胱感染は別です。導尿時の手洗いなど感染予防策は継続してください。

・抗生剤の服用で膀胱炎は治癒するのか?どのくらいの期間治療に時間を有するのか目安が知りたい。

 まさに今は膀胱炎治療が必要な状況です。軽度であれば導尿と飲水だけでも治

 る。ただ今回はそれでも悪化してるので抗生剤投与が必要です。1週間のみ切

 ってください。1週間のみきり効果をみます。飲み始めて2週間程度で効果が

 出るはずです。飲み切ったのちにも全く効果ない場合には診察日前でも良いの

 で連絡をください。


・膀胱炎が治癒する、軽減することで尿意は無くなるのか?

 なくなります。

・再発はあるのでしょうか?どういったことから膀胱炎は誘発されるのでしょう。

 再発はありえます。膀胱に尿が溜まりすぎないように注意が必要です。


・残尿と膀胱炎との因果関係はあるのでしょうか?

 あると思いますが膀胱炎であるから残尿があるともいえます。確実なデータが

 あるわけではないです。

・膀胱炎が治癒すれば、尿意の切迫感は軽減するのか?

 軽減しますが症状がなくなるのにタイムラグがある方がいます。数日以内に正

 常化するはずだが、症状だけが若干残る場合もあります。

・膀胱炎と残尿との因果関係はあるのか?治癒すると残尿感がなくなるのか?

 残尿が溜まると膀胱炎になる。腎臓へもいくのでバイキン感染により腎盂炎などの恐れが  

 ある。

 尿意の原因は膀胱刺激症状といいます。炎症により過敏になっているので、尿

 が必要以上に溜まってるわけではない。

 通常は300ccまでは溜まっても尿意がないのでその程度までは許容範囲です。

・その他補足

 私は木曜は不在です。一貫性のある治療をしたいので私の診察日に来ていただ

 けませんか。6日であればカテーテルキットもその日にわたすようにします。

 当日検尿もしますが、この時点でバイキンが全て0になると言うわけではあり

 ませんが症状は改善しているはずです。

 大量飲水は心臓によくないので移植外科で指示のある通り、日1.5リットル程

 度の飲水でお願いします。 

 導尿は6回は不要です。400ccまでは許容範囲です。5回で十分です。

 

2021年6月18日金曜日

初孫の生誕に際して

6月15日に長男に子どもができました。
ボクにとっては初孫です。写真と動画を送ってもらいました。
本当に可愛い、動画で泣き声を聞いているだけで、涙が出てきます。妻は「天使」と言っています。本当に天使のように純で美しく胸が締めつけられるようになります。

自分の汚い人生が洗い流され浄化されていくようです。

好き勝手に仕事をして家庭を顧みず病気になって周囲に迷惑をかけてきました。
この子を見ているだけで、心が清められて、この命を差し出しても元気に育ってほしいと願うばかりです。残された短い時間を真っ当に家族のために費やしていきたい、と切に願うばかりです。






昨日診察の帰りに寄って散策した池之端不忍の蓮池です。

2021年6月6日日曜日

ピーター・ファレリー監督「グリーン・ブック」

思わず二度観、三度観したくなる心温まる素晴らしい作品でした。

天才と呼ばれる黒人ピアニストと大食いしか取り柄のない、しかし家族に愛され仲間に愛されるイタリア系アメリカ人ドライバーの2人が、人種偏見著しい1960年台の南部へ演奏れ旅行へ行くといくストーリーではあるが、黒人に対する差別は実は大きなテーマではない。むしろ主人公が後半慟哭するように「黒人でも男でもない自分」の矛盾を単純極まりないもう1人の主人公との交流を通じて僅かに解消していくところにラストシーンの鮮やかで温もりある状況へ連なってくるのだ。

実話を元にしているのではあるが、史実と違うとか、黒人のプライオリティについて蔑ろにしている、とか批判もあるようだが、一つの映像作品としてただ鑑賞すればこれほどレベルの高いものには滅多に出会えることはない。

「メリークリスマス」というセリフとクリスマスソング、雪降る街並みがこれほど家族と友情の温もりを上手に使ってる映画には久しぶりに出会った気がする。


しかしこういう良い作品を観てると、大金かけて名前だけで制作されている映画なんて馬鹿馬鹿しくて付き合ってられないですね。スピルバーグさんとか。昔は演出上手だったけどね。

2021年6月5日土曜日

ロブ・ライナー監督「最高の人生の見つけ方」


 原題は”TheBucket List"=バケツリスト=死ぬまでにやっておきたいこと、です。ロブ・ライナーは僕が大好きな監督の一人で、しかもジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマンの二人の名優がダブル主演ということで、たいていこういった仕掛けは失敗して終わるものなのですが、不覚にもラスト近くで涙する佳作に仕上がっていました。

褒める前に先に✖️なところ。

ダブル主役が素晴らしすぎるため、周りの俳優さんたちがかすんでしまい、そのキャラクターを生かし切っていません。ここは残念。あとCGがあまり上手くない。流石に登場する世界中の場所で全てロケを行えばどれだけコストがかかるか、ただでさえ名優二人のギャランティで普通の映画一本半分くらい制作費が必要でしょうし。それならばCGにも、もう少しお金をかけて荘厳な風景を楽しませて欲しかったなあ、と素直な感想です。

それはともあれ、ボクも入院・手術経験があるので、主人公たちの覚える不安や残された人生の余韻をどう捉えるのかというあたりについては、年齢層は違えども感じるところは同じです。富と名声を得た代償として家族の愛を無くした男、一方家族に恵まれ愛されるものに囲まれた人生を歩みながらも、神を敬い自制心に従い、ハメを外すことなく暮らしてきた男。この二人が残された僅かな人生を「バケツリスト」を一つ一つ叶えていく有り様を描いています。

「世界一の美女とキス」でボクは泣けました。

泣きどころは観る人それぞれかとおもいます。

いづれにしても、一人きりでは素晴らしい人生を送ることはできない、誰かと「死ぬほど笑い合う」ことが素晴らしい人生だという意味を感じさせてくれる作品でした。

2021年6月3日木曜日

スティーブン・ソダーバーグ監督/コンテイジョン

 

2011年公開作。

今回鑑賞するまで、残念ながらタイトルもよく知らなかった。言い訳するわけではないが、2011年といえばこの国は未曾有の災害み見舞われ、国民の関心事は深くそこに限定され、SARSや豚インフルエンザなどのウイルスの脅威もかなり遠い世界の出来事に思えていたのではないか。

ちょうどぼくも仕事の内容が多いくな変換を迎えた年でもあって、映画を観るようなゆとりもなかった時期でもあった、残念ながら。

2011年、10年前である。

いまこの作品を観た人々は驚愕するであろう。なぜならそこに映し出されているのは、まさしく「現実」だからである。

あるきっかけからウィルスが蔓延していき、デマが飛び交い、疑心暗鬼に陥り、ジュード・ロウに代表されるようなマスコミ、コメンテータが大衆の恐怖を煽り、物資を求めてスーパーに行列、ワクチン接種の行列。いままさに我々が毎日目にする光景がそこにある。

ソダーバーグは非常に鋭い洞察力で人間心理を突き、人間が巻き起こす社会的不安と教相を的確に恐ろしいまでに冷徹な眼力で表現している。あまりに恐ろしいために「恐怖映画-ホラー映画」のジャンルに格付けられることもあるという。

何度も繰り返すようだが、2011年、10年前の作品である。しかしいままさに観るべき社会ドラマがここにある。