2021年6月23日水曜日

6月23日 泌尿器科受診

頻尿があまりに辛いため、昨日訪問看護師と相談の上、先週の尿検査結果を問い合わせの上で外来診察の予約を取り、通院をした。ちなみに昨夜は尿意のため5回夜間に目が覚めた。

はじめての医師で、これまでの泌尿器科の診察医では最も説明も丁寧でわかりやすかった。

こちらからの主張と質問事項

青字は医師回答

・今回膀胱炎という検査結果もこちらから問い合わせしなければ715日まで放置だったのでしょうか?放置していても大丈夫なものでしょうか?

・前回のような処置室での対応では何もハッキリとせず、検査結果を問い合わせしたり、今日のように再度来院したりと結局二度手間です。月1回の受診は診察室で診察をお願いします。715日も予約上は処置室となっているので変更をお願いします。キットだけ取りに来るのでは治療の意味がありません。昨日も尿意のため夜間5回目が覚めた。

前回の診察については診察したドクターの考え方の相違もあったかと思いますが、説明不足で申し訳ありません。まずは謝罪をさせてください。

・膀胱炎の原因はなんでしょうか?

無症候性細菌尿。菌は尿の中にあるものですが、ただ住み着いてくれるだけなら特に症状もなく問題ないが食事の接種量や体調によって活発化することで膀胱炎となります。

・入院中にカテーテルを長期留置していたことが原因ですか?

長期留置により尿が出にくくなり細菌が増殖したことは考えられます。また入院等で足腰が弱ると比例して膀胱も弱ると言われています。ただしこれは臨床的に証明されているわけではありません。

手からの膀胱感染は別です。導尿時の手洗いなど感染予防策は継続してください。

・抗生剤の服用で膀胱炎は治癒するのか?どのくらいの期間治療に時間を有するのか目安が知りたい。

 まさに今は膀胱炎治療が必要な状況です。軽度であれば導尿と飲水だけでも治

 る。ただ今回はそれでも悪化してるので抗生剤投与が必要です。1週間のみ切

 ってください。1週間のみきり効果をみます。飲み始めて2週間程度で効果が

 出るはずです。飲み切ったのちにも全く効果ない場合には診察日前でも良いの

 で連絡をください。


・膀胱炎が治癒する、軽減することで尿意は無くなるのか?

 なくなります。

・再発はあるのでしょうか?どういったことから膀胱炎は誘発されるのでしょう。

 再発はありえます。膀胱に尿が溜まりすぎないように注意が必要です。


・残尿と膀胱炎との因果関係はあるのでしょうか?

 あると思いますが膀胱炎であるから残尿があるともいえます。確実なデータが

 あるわけではないです。

・膀胱炎が治癒すれば、尿意の切迫感は軽減するのか?

 軽減しますが症状がなくなるのにタイムラグがある方がいます。数日以内に正

 常化するはずだが、症状だけが若干残る場合もあります。

・膀胱炎と残尿との因果関係はあるのか?治癒すると残尿感がなくなるのか?

 残尿が溜まると膀胱炎になる。腎臓へもいくのでバイキン感染により腎盂炎などの恐れが  

 ある。

 尿意の原因は膀胱刺激症状といいます。炎症により過敏になっているので、尿

 が必要以上に溜まってるわけではない。

 通常は300ccまでは溜まっても尿意がないのでその程度までは許容範囲です。

・その他補足

 私は木曜は不在です。一貫性のある治療をしたいので私の診察日に来ていただ

 けませんか。6日であればカテーテルキットもその日にわたすようにします。

 当日検尿もしますが、この時点でバイキンが全て0になると言うわけではあり

 ませんが症状は改善しているはずです。

 大量飲水は心臓によくないので移植外科で指示のある通り、日1.5リットル程

 度の飲水でお願いします。 

 導尿は6回は不要です。400ccまでは許容範囲です。5回で十分です。

 

2021年6月18日金曜日

初孫の生誕に際して

6月15日に長男に子どもができました。
ボクにとっては初孫です。写真と動画を送ってもらいました。
本当に可愛い、動画で泣き声を聞いているだけで、涙が出てきます。妻は「天使」と言っています。本当に天使のように純で美しく胸が締めつけられるようになります。

自分の汚い人生が洗い流され浄化されていくようです。

好き勝手に仕事をして家庭を顧みず病気になって周囲に迷惑をかけてきました。
この子を見ているだけで、心が清められて、この命を差し出しても元気に育ってほしいと願うばかりです。残された短い時間を真っ当に家族のために費やしていきたい、と切に願うばかりです。






昨日診察の帰りに寄って散策した池之端不忍の蓮池です。

2021年6月6日日曜日

ピーター・ファレリー監督「グリーン・ブック」

思わず二度観、三度観したくなる心温まる素晴らしい作品でした。

天才と呼ばれる黒人ピアニストと大食いしか取り柄のない、しかし家族に愛され仲間に愛されるイタリア系アメリカ人ドライバーの2人が、人種偏見著しい1960年台の南部へ演奏れ旅行へ行くといくストーリーではあるが、黒人に対する差別は実は大きなテーマではない。むしろ主人公が後半慟哭するように「黒人でも男でもない自分」の矛盾を単純極まりないもう1人の主人公との交流を通じて僅かに解消していくところにラストシーンの鮮やかで温もりある状況へ連なってくるのだ。

実話を元にしているのではあるが、史実と違うとか、黒人のプライオリティについて蔑ろにしている、とか批判もあるようだが、一つの映像作品としてただ鑑賞すればこれほどレベルの高いものには滅多に出会えることはない。

「メリークリスマス」というセリフとクリスマスソング、雪降る街並みがこれほど家族と友情の温もりを上手に使ってる映画には久しぶりに出会った気がする。


しかしこういう良い作品を観てると、大金かけて名前だけで制作されている映画なんて馬鹿馬鹿しくて付き合ってられないですね。スピルバーグさんとか。昔は演出上手だったけどね。

2021年6月5日土曜日

ロブ・ライナー監督「最高の人生の見つけ方」


 原題は”TheBucket List"=バケツリスト=死ぬまでにやっておきたいこと、です。ロブ・ライナーは僕が大好きな監督の一人で、しかもジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマンの二人の名優がダブル主演ということで、たいていこういった仕掛けは失敗して終わるものなのですが、不覚にもラスト近くで涙する佳作に仕上がっていました。

褒める前に先に✖️なところ。

ダブル主役が素晴らしすぎるため、周りの俳優さんたちがかすんでしまい、そのキャラクターを生かし切っていません。ここは残念。あとCGがあまり上手くない。流石に登場する世界中の場所で全てロケを行えばどれだけコストがかかるか、ただでさえ名優二人のギャランティで普通の映画一本半分くらい制作費が必要でしょうし。それならばCGにも、もう少しお金をかけて荘厳な風景を楽しませて欲しかったなあ、と素直な感想です。

それはともあれ、ボクも入院・手術経験があるので、主人公たちの覚える不安や残された人生の余韻をどう捉えるのかというあたりについては、年齢層は違えども感じるところは同じです。富と名声を得た代償として家族の愛を無くした男、一方家族に恵まれ愛されるものに囲まれた人生を歩みながらも、神を敬い自制心に従い、ハメを外すことなく暮らしてきた男。この二人が残された僅かな人生を「バケツリスト」を一つ一つ叶えていく有り様を描いています。

「世界一の美女とキス」でボクは泣けました。

泣きどころは観る人それぞれかとおもいます。

いづれにしても、一人きりでは素晴らしい人生を送ることはできない、誰かと「死ぬほど笑い合う」ことが素晴らしい人生だという意味を感じさせてくれる作品でした。

2021年6月3日木曜日

スティーブン・ソダーバーグ監督/コンテイジョン

 

2011年公開作。

今回鑑賞するまで、残念ながらタイトルもよく知らなかった。言い訳するわけではないが、2011年といえばこの国は未曾有の災害み見舞われ、国民の関心事は深くそこに限定され、SARSや豚インフルエンザなどのウイルスの脅威もかなり遠い世界の出来事に思えていたのではないか。

ちょうどぼくも仕事の内容が多いくな変換を迎えた年でもあって、映画を観るようなゆとりもなかった時期でもあった、残念ながら。

2011年、10年前である。

いまこの作品を観た人々は驚愕するであろう。なぜならそこに映し出されているのは、まさしく「現実」だからである。

あるきっかけからウィルスが蔓延していき、デマが飛び交い、疑心暗鬼に陥り、ジュード・ロウに代表されるようなマスコミ、コメンテータが大衆の恐怖を煽り、物資を求めてスーパーに行列、ワクチン接種の行列。いままさに我々が毎日目にする光景がそこにある。

ソダーバーグは非常に鋭い洞察力で人間心理を突き、人間が巻き起こす社会的不安と教相を的確に恐ろしいまでに冷徹な眼力で表現している。あまりに恐ろしいために「恐怖映画-ホラー映画」のジャンルに格付けられることもあるという。

何度も繰り返すようだが、2011年、10年前の作品である。しかしいままさに観るべき社会ドラマがここにある。


2021年6月2日水曜日

紫陽花


 関東地方の梅雨入りはまだですが、紫陽花が満開、きれいですね。

露に濡れた花びらが一段と趣深いのですが、いましばらく時間が必要なようです。

昨年は紫陽花を見に行きたいと願って、鎌倉か箱根へ行く計画を立てて喜んでいましたが、体調が許さず企画倒れに終わりました。今年はコロナ禍ではありますが、近所で花を愛でて歩くゆとりは出てきました。社会復帰予定まであと1ヶ月ほど、季節を存分に楽しみたいと思います。