2021年7月27日火曜日

7月27日 慶應義塾大学病院 泌尿器科(初診)

松本一宏医師;(これまでのデータを見て)膀胱が小さくなって尿が溜められないので腎臓に負担がかかっている。膀胱を広げる薬が免疫抑制剤に干渉する場合があるがセルセプトはおそらく問題ないと思います。
(過去に糖尿などはありましたか?糖尿によって血尿障害を起こすことがあるので聞いてみました。)
東大の川合先生から引き継ぎを受けているので、8月19日に水圧検査を予定しています。現在服用しているベシケアを継続して飲んでいただき、その効果を確認するため膀胱の硬さ、柔らかさを水圧をかけて検査します。その前の週に、そうですね10日は11日、(11日が希望ですと当方答える)それでは11日に採血と管の交換をしましょう。

『膀胱が広がってカテーテルが必要なくなるんでしょうか』
松本医師;これまでの経験では自己導尿はマストだと思います。自己導尿が最終目標です。

『こうなった理由はなんでしょう?』
松本医師;わからないです。カテーテルを留置したことで膀胱が小さくなるとかそう言ったことはまずありませんので、理由は不明です。
『来週から復職するのですが、動き始めると改善するということはないのでしょうか』
松本医師;理由がわからないので逆にそういったことが良い方向に働くことはあり得ます。高齢者の方でウォーキングを始めて改善した例もあります。血流障害で原因がよくわからないので運動することで良くなるかもしれません。

2021年7月25日日曜日

7月22日 9階北病棟への電話問い合わせの件

 カテーテルから漏れが生じている件で山本医師に電話。

強い尿意があった際に力を入れて排尿しようとしたら管の淵から漏れてしまった件を相談したところ、

山本医師;①力は入れない、ゆっくり尿は落ちていくので我慢して ②どうしてもというなら現在14mmの口径を16mmの太いものに変更しますか?

『今の状態で我慢します。これ以上太いものは痛みも増すし苦痛です。今も身動きが不自由です』

山本医師;QOLは低くなってしまいますよね、慶応の診察で腎臓の状況確認されるまでは我慢してください

7月21日 カテーテル留置に関する諸々のやりとり

 7月21日諸々やり取り


①『カテーテル留置したらどのくらいの期間でどのくらい程度治るんですか?つまり過活動膀胱そのものが治るのですか』

長田医師;治るとはいえない。短期的には逆流を防ぐので水腎などによる腎臓への負担が少なくなる。腎臓の数値が良くなるまで留置がよろしいかと思う。


②川合医師;長期的には小腸移植による膀胱拡張も検討したい。

『それは成功例も少ないんですよね』

まあそれはそういった手段もあると言うこと、まずはカテーテル留置をお薦めする。

『カテーテルはどのタイミングで抜けるのでしょう』

水腎がなくなるまでなのではっきりとしたことは言えない。カテーテルを挿入した当初多量の尿量があったので、尿管から膀胱に溜まっていた(逆流していた)水は排出されているのでしょう。


③『カテーテルはいつ頃抜けますか』

山本医師;水腎がなくなったらですけど、まだ2日ですのでなかなか結果は出ていないと思う。1週間程度経って色々検査して、腎臓の数字が改善されていれば取れるんじゃないですか

『今朝の採血の数字はどうですか』

山本医師;いやCreは左右両方の腎臓の数値が合わせて出てくるので水腎のある方がどうなのかは分かりにくです。やはり1週間程度してCTとかで見て確認してみないと。ですから来週慶応で見てもらって結果を教えてください。だから赤松先生の外来も翌週に先延ばしになりましたよね?

『3日です』

山本医師『その時どうなったか教えてください』


2021年7月18日日曜日

泌尿器科医療スタッフへの強烈な不信感

今回腎機能を悪化させて、入院するまでに至った原因はT大病院泌尿器科の無責任な対応である。
1.
2.毎回別の医師による診察。所見も一貫性がなく、方針も二転三転した。
3.頻尿状況が悪化していることを3回電話により訴えたが、抗生剤を飲み続けてください、の一点張りであった。
4.7月15日予約してあった外来は腎機能の低下により急遽入院となったため中止。入院後主科と連携して治療にあたる、と言いつつ、入院翌日16日に終日待機させた上に診察はせずバルーンを留置する以外治療方法はない、とそれまでの経緯に対する謝罪もなく一方的に言い放たれた。
5.ベシケアOD錠(膀胱を拡張する)を投与しながら自己導尿の回数を増やす方法を金土日限定で選択させられた。
6.1か月余りの間「膀胱炎」であるとさしたる診察もなく適当にあしらわれて(尿検査のみ)、結果膀胱炎ではなく、過活動膀胱と尿路排尿障害だからバルーン留置措置をする、と言われても到底納得できるものではない。

許すことはできないし、今後も一切の信用はない。
何かしらの治療案の提案があったとしても、この病院の泌尿器科では受け入れることは断じてしない。
カテーテルバルーン留置をしなければならないなら、セカンドオピニオンで施術していただきます。

2021年7月17日土曜日

昨日(16日)から今朝までの経緯

 1.泌尿器科へ予定していた診察時質問事項

きちんと治して導尿もやめたい。キット終了して、退院を目指したい。

結局病名は特定されているんでしょうか? 以上が大きな訴え処である

 

泌尿器科への質問、要望

今までの抗生剤は効いたことがないので、薬ではなく、積極的な治療をして欲しい。

 

できれば、速やかにダイレクトな治療のために泌尿器科病棟に移りたい。

 

ずっと毎日辛いのが何ヶ月も続いていて、精神的にもおかしくなりそうだし、導尿しなくてもいいくらいに回復してからでないと、退院できない。

 

2.実際のやり取り(2日にわたり放置された)

外来の手が空いた時に診察とのことであったが、16時過ぎまで待ったところで診察はしないカテーテルを留置して尿を出すようにとの伝言がN医師経由であった。前日もとりあえず入院なので診察はキャンセルになった、明日主科(肝胆膵外科)とカンファレンスを行って治療方針を決めると言われていた。まさに二転三転である。

 

N医師、Y医師、さらに回診時にA主幹医師に状況を訴え、本院の泌尿器科については全く信用ができないのでセカンドオピニオンを紹介して欲しい、とお願いした。

N医師『僕からみても彼らは命のやりとりをしていないので、なんかマインドが違うんですよね』

A主幹医師『そういうところがとてもある部署。上の方の先生に話してあります』

 

17時半頃泌尿器科H医師来訪。間を空けてY医師も同席。

彼らの主張趣旨;(1)炎症反応上昇の原因は尿路にある。神経因性の尿路障がいが起きている。過活動膀胱により慢性排尿障がいになっている(2)膀胱機能が勝手に伸縮しているのが原因(3)膀胱の神経的機能的問題なので手術などの治療法はない(4)尿路が逆流しており水が詰まっているので自己導尿56回では追いつかない。バルーンを入れるしか方法がない(5)バルーンが嫌ならばベタニス(膀胱を膨らませて蓄尿機能を回復する薬)の服薬と導尿の回数を日に10回程度に増やして膀胱に尿が溜まらないようにしておくという方法がある。これで腎臓に溜まった水が膀胱に落ちてくるか診てみると言う手はある。

 

・当方主張;バルーンは拒絶。なぜこうした提案が1か月以上前から診察を受けているのに一度もなかったのか?毎回別の医師(一度として同じ医師の診察を受けたことはない)が異なる見解を主張されるばかりで、抗生剤を2回変え「変化がない、辛い」と連絡しても放置され、問い合わせをこちらからするまで培養検査の結果も回答がない。そんな状況で信用ができない。

彼らの主張;そうは言ってもバルーンなりなんなりの処置をしないと人工透析になる。どうしますか?(こちらの意見には答えず)

当方主張;では膀胱を膨らませて導尿回数を増やすと言うことでお願いします。これは110回導尿とかずっと続くものですか?

彼らの主張;いや短期的なものです。月曜までやって採血結果を見るまでです。では本夕から投薬開始します。

以上

 

その後18時半頃、泌尿器科外来長のK医師が来訪し、本日の外来の不手際を謝罪。土日の短期的治療をした後のデータは月曜日に自分が見て今後の方針をお伝えします。Yは導尿10回と言ったようですが、本当は尿意のたびに導尿するのが理想です。

以上

 

17日朝回診時A主幹医師が昨日のその後の泌尿器科とのやりとりを聞いてきたので、後ほどご相談があります、とお願いした。AM中には本院の泌尿器科が信用できない、セカンドオピニオンへの紹介状を依頼する見込み。

 

追伸(先程)


(A医師に訴えるはずだった主張)

・結局病名はなにか?すら説明がない。神経因性の尿路障害というがそれが病名なのか?

・膀胱拡張させることでとおりがよくなる、バルーン入れておくことで膀胱に残さない→短期的対処方法にすぎない?

・根本解決に何が必要か

・尿が濁る原因は?

・尿意が常にある原因は?治るのか?


・結局目先の話だけで何も説明になってない。透析かバルーンか?の一点張りだった。いったん落ち着いたとして、この先の外来受診でまた同じことの繰り返しが予想できて怖い。申し訳ないがセカンドオピニオンへの紹介状をおねがいしたい。


(A主観医師からこちらの主張をする前に報告があった)

K医師からは報告受けている。若いのはだめだったんでしょ?(HY医師のこと)

(僕が『腎臓から膀胱までの通り道が詰まっていると言う話でしたが膀胱拡張して効果あるんですか?』問おうと)通り道が詰まるのではなく膀胱が受け入れきれないから逆流して腎臓へ戻ってきている、と言う彼らの見解らしい。

K医師は土日の治療で改善が見られない時、小腸の一部を切って膀胱の袋にして拡張すると言う手術も考えたいと言っていたが、これは失敗例もあるとのこと。泌尿器科に不信感を持っていることは十分理解しました。

A医師の患者さんで同じような症状の方で慶應で良くなった人がいた

月まで様子見てだめなら紹介状を僕が書きますよ。慶應でなくてもここが良さそうと言うところがあればどこでも結構ですよ。

2021年7月16日金曜日

7/16 山本医師

 _今日泌尿器科の診察があります。赤松先生も言っていた通り今回は腎臓そのものが悪いのではなくて膀胱の機能がうまく働かなくて、尿が腎臓からの通り道に詰まってるために腎臓の数値が悪くなっている状況です。CT画像ではっきりわかりました。膀胱が正常に働くように泌尿器科で考えてくれます。

導尿しても膀胱に残っているとうことですか?

_導尿で出切らないような膀胱の状況があるのではないか。導尿そのものが間違っていると言うわけではないと思う。

どのような治療をするのでしょう?手術とかあるのでしょうか?

_いや、導尿の仕方やする時間を変えるとか、以前から飲んでいる利尿剤をより効果あるものに変えるとかそういった治療だと思います。通行止めになっている原因を突き止めて流れをスムーズにしてあげることが必要です。

診察は何時頃になりますか?外来へ行くんですよね?

_外来の空き時間次第ですのでなんともいえないですね。往診してくれることはないでしょうから外来へ赴いて診察を受けると言うことになるかと思います。


治療内容に気が入ってまたもや泌尿器病棟へ移してほしい件を言いそびれたが、逆に泌尿器外来で医師に話してみようと思う。

7/16 朝回診A医師

N医師不在(オペ準備?)

_腎臓の数値も悪いんだけど、それより泌尿器の状態が良くないみたいで、泌尿器科と相談しながら進めていきますよ。 肝臓の数値は全く問題ない。
(ここで『じゃあ泌尿器科病棟へ移った方が処置とか検査とかダイレクトで良いのではないですか』と言えなかった😓)

_でも入院してよかったと思いますよ。じゃ、また。


これから採血です。点滴と服薬と採血が入院生活の全て。逆にこれしか治療も検査もやることがない。

2021年7月15日木曜日

7月15日 移植外科、腎臓内科、泌尿器科それぞれの外来受診

1.移植外科 A医師
_肝臓の数値はとても良い。腎臓の数値がまた悪くなっている。(Cre値4週間前7、2週間前18、本日34)
このまま進んでいくと本当に透析が必要になるかもしれない。急に悪くなっている原因を検査して、治療してなんとかこれ以上の悪化するのを止めた方が良いので入院したほうが良いと思う。透析したくないんでしょ?炎症値も高くなってるけど、発熱はないとのことなのでその原因も検査したい。腎臓内科の診察の時に私がそう言っていた(入院して検査、加療を勧める旨)と先生にお伝えください。
・医療関係の書類を整理していたところ昨年の1127日に「門脈バルーン拡張術」と「門脈内ステント留置」を受ける旨の同意書がありました。バルーンは覚えていますがステント留置はあまり記憶にないのですが、留置しているステントは定期的な交換などメンテナンスは必要なのでしょうか?
_ステントは留置するかもしれないので念のため同意書いただいただけです。留置していません。
 
2.腎臓内科 N医師
_肝臓移植者の腎臓へのリスクについては説明させていただいた通り。長い期間に徐々に悪くなっていくこことはあるが、あまりに急な変化なので理由が考えられない。膀胱以外に他に変な症状はありますか?
・ありません。膀胱炎の診察を受けた際に膀胱が小さくなっていて右側の腎臓に逆流している可能性があると言われたのですが、腎臓の数値が悪化していることと関係はあるのでしょうか?
_膀胱炎など泌尿器科的な要素で腎臓に負担がかかっているかもしれない。尿の出方、膀胱と腎臓の位置 管のつながりなど検査してみて治療する必要があると思うので、外科の先生が言う通り入院したらどうか?変化が急すぎるので内科的治療だけで良いのか、という気がする。
・超音波検査の結果で何かわかるのか
_確かに腎臓からの水(尿)の出が悪い、通り道が狭いなどわかる。腎臓の真ん中に水がハート型にたまっています、あまりみたことがない。腎臓に何か問題があると言うよりも膀胱なり通路の問題で腎臓に影響が出ているような気がする。
内科では投薬して状況を見る以外はできないので外科と泌尿器科で治療の方法は検討されるものと思う。
・例えば通り道が狭いのが原因だとして、どのような治療が考えられるか
_膀胱内内視鏡で中を検査しつつ通り道に管を入れるとか、いやこれは自分が勝手に言ってるだけですけど、なんらかの方法を取るのではないか。もちろん入院後は腎臓内科はコンサルティングはしていきますが。
 ・透析に至らないよう日常生活には十分な注意と配慮を怠らないように考え努めておりますが、現時点で仮に透析が必要になるまでの年数、期間はどの程度でしょう?数値的にはどの程度の状態で必要となるのですか?
_Cre70値以上が透析計画準備の基準ですが容態などで変わるので必ずこうと決まったモノではない
_今回の治療がひと段落したのちには、また定期的に外来受診に来てください。腎臓の状況を見させていただきたいと思います。

病棟へ移動後、Y医師、N医師
_点滴やって炎症値と腎臓の数値下げる。CTはすぐやってください

病棟当日日中看護師 W
_明日CTの結果とエコー画像、明日の朝の採血結果などもみて泌尿器科とカンファレンスをやって治療方針決めるそうです。とりあえずは点滴と抗生剤を飲んでもらうことになりました。
・今泌尿器科から処方されて飲んで効果のない薬もまだ飲むのか?
_一緒に飲んでください。なんか泌尿器科中心の治療みたいで、この病棟でやる意味あるのかな・・・みたいに思いますね

以上
明日カンファレンス結果で治療方針が出たら、泌尿科病棟へ移してもらった方が迅速な対応をしていただけれるのでは?と質問してみる。N医師に。


泌尿器科へ予定していた質問
1)抗生剤の効果がいまいちスッキリしません。楽になったといえばなりましたが、回数は減っても尿意(というより股間がムズムズ)は頻繁にあります。また1回あたりの排尿量は少ないままです。尿の色も濁った状態です。水分は1.5リットル以上は飲むようにしています。
 
2)膀胱が小さいことと頻尿は関係ありますか?少し尿を我慢することで膀胱を広げると良いとの話も聞いたことがありますが、腎臓への悪影響はないのでしょうか?教えてください。
 
3)慢性膀胱炎、前立腺炎など別の疾患の可能性はあるのでしょうか?小水のことばかり考えているからといった精神的な要素もあるのでしょうか?
 
4)そもそも治るんでしょうか?スッキリしないので気持ち的に非常に重荷になっています。このまま今の薬を飲み続けても来週の水曜までです。その時点で改善が見られない場合は次の処置はありますか?このままでは就労にも支障をきたすと思います。
 
 

2021年7月9日金曜日

9日泌尿器科外来へ電話相談

『泌尿器科6日の診察後に処方された抗生剤、漢方を3日間飲んでも一向に股間の違和感、尿意は改善されない。昨夜も30分ごとに起きてしまい断続的にも2時間は寝ていない。朝になると眠くて仕方ない』
 以上の旨をT病院泌尿器科へ電話相談を行った。

電話先看護師(名前不明)→医師に僕の検査結果を確認後医師の言葉として回答してくれた
・尿検査の結果はその日の朝と変わりません。膀胱炎と思われる。もし腎盂炎など他の疾患ならば38度以上の発熱があるはず→現在発熱はない。
・抗生剤は2〜3日では効果でない、徐々に死滅していくので次回受診日である15日まではきちんと薬を飲んで、水を飲んで、尿で菌を洗い流すようにしてください。ちょっと辛いとは思いますが頑張ってください。これくらいしか答えられずにすみません。

追加で質問
『導尿の際にピンク色のヌルッとした液体が出てくる。昨日、今日と3回ほどあった。これは何か問題はあるのでしょうか』
・抗生剤が効いてるので膀胱の内側の粘膜が流れ出しているのではないでしょうか。鮮血でなければ気にしなくて大丈夫です。
『わかりました、ありがとうございます』

以上

2021年7月6日火曜日

7月6日 泌尿器科受診時の質疑応答

概要
1、常在菌であるカンジダ(カビ)が尿の中に増殖しているのでピンポイントでこれを殺す抗生剤を処方
2、前立腺炎の治療薬(漢方)もだしておきます。これはあまり効果がないかもしれません。
この2点の薬を服用してみてください。8月3日に尿の勢い、残尿量、尿の培養等それぞれ検査を行い効果を判定します。
それまでは導尿は続けてください。炎症が治まり膀胱の伸縮機能が活性化してくれば、排尿もしっかりできるようになるはずです。また炎症が治まれば尿路の逆流も解消されるのではないかと思います。
3、腎臓の尿の通り道が左は流れているが右が流れていないので逆流して腎臓の数値を悪くしている可能性があります。詳細は腎臓内科の先生に超音波検査の見解を聞いてください。


 泌尿器科受診に際しての質疑応答
診察前
F看護師「今日はどうされました?スピーディの受け取りでしたっけ?」
K「それもありますが、先々週膀胱炎の抗生剤を処方していただいて飲み切りましたが、全く改善しなくて、夜もほとんど1時間ごとに尿意で目が覚めます。眠れません。今外待合で待っていても4回トイレに行っています」
F看護師「わかりました、ちょっとお待ちください」
その後I看護師が出てきて
I看護師「中待合で待っててね。眠れないほど苦しいのでは困りますね。今診察する先生が他の先生に相談に行っているのでもう少しお待ちください」
10分ほどしてH医師現れる。

診察;H医師(背後にT医師) 

K「常に尿意、残尿感がある。腰が痛い(疲れた感じ)。発熱はない。ずっとこらえているので下腹部が重い感じ(明確な痛みではない)を覚えます」
H医師「腰の痛みは激痛ですか?激痛だと他の症状も考えられます」
K「いえ、疲労通のような鈍痛です」
「1日の自尿は多い時で30分から60分ごとにありますが、出る量は50cc程度です。導尿後も早ければ直後から尿意を覚える時があります。導尿直後に尿意を覚えるときはトイレに行ってもほとんど出ません。歯磨き(ほぼ毎回)、電車内などで尿意を覚えます」
H医師「水の前で尿意というのは関係ありませんが・・・ わかりました。バルーンでカテーテルを入れっぱなしにするというのはどうですか?」
K「移植手術後と3月に敗血症になった時にバルーン留置をして排尿が悪化しています。素人考えながら挿しっぱなしは良い結果を得るとは思えません」
H医師「わかりました。尿意は継続的に感じていますか」
K「尿意というか、下腹部を押しても尿意が増すようなことはありません。あくまで股間がムズムズするだけです。でも排尿すると一応一旦はスッキリします。2〜3分のことですが」  
H医師「チャリのサドルに当たる部分ですよね?では前回の抗生剤は効果なかったということですね」
K「そうです。その状況はここ2〜3日ひどくなってる感じです。前回処方していただいた抗生剤を飲んで変化したことは導尿で得られる量が減少して自尿の回数が増加したことですかね」
「腎臓の数値が悪くなっていて、腎臓内科の先生から何か2週間で変わったことはありませんか?と言われたので膀胱炎の治療のため抗生剤飲みましたと答えたんですが、あまり関連性はないと言われました」
H医師「超音波の結果を見ると尿の逆流が考えられますね、左は出てるが右が出てないんですよ。これが腎臓の数値に悪さをしているのかもしれません」
K「今日の培養検査の結果は?」
H医師「カンジダ(常在菌、カビ)がちょっと出てる、むしろそれ以外の細菌はないので、カンジダにピンポイントで効く抗生剤を出します。また前立腺の炎症による違和感かもしれないので、前立腺炎を緩和する薬(漢方)を出しておきます。多分これはあまり効かないかもしれませんが・・・今日の薬を飲んでみて全く効果がなければ電話なり連絡をください。脱水も膀胱の炎症の原因にあるのかなあ・・・水はどれくらい飲んでますか?」
K「1日15000ccです」
H医師「そうですか、ではそれは続けてください」
「次回ですが715日の外来予約(D医師が取った)はそのままにしておきますが、83日も診察枠を取っておきます。その日に残尿検査、ウロフロメトリ(流れ)、排尿量を見てみましょう。それまで薬が効果が出ていれば良いのですが。3日は私の上のTが診察すると思います」
 K「免疫抑制剤など薬を服用していることとの関連性、副作用はありますか?」
H医師「免疫抑制剤を飲んでいれば色々と感染しやすいのは確かです」
 
K「先ほども伺いましたが、腎臓の数値が悪くなってきていることとの因果関係はあるのでしょうか?腎機能が原因か、尿のトラブルが腎機能へ悪い影響を与えているのか」
H医師「膀胱の容量が小さくなって逆流していて腎臓の数値が悪くなっている可能性があります。右側の通路が逆流しているように見えます。膀胱の伸縮がもっと活発になって大きく膨らむようになれば尿の流れもスムーズになると思いますよ詳細は腎臓内科の診察の時に確認してください」

I「導尿量が減少してきているということは抗生剤の効果とは関係していますか」
H医師「自尿が増えているからです」 
I「導尿=残尿が減ってきているようです。今の見込みとして導尿はどの程度まで続ける必要がありますか?」
H医師「今回の膀胱炎が治るまでは15回続けてください。炎症が引いてくれば伸縮も活発になって排尿機能も健全になると思います。それまでは導尿は必要です」
K「処方していただいたら直ちに服用したいのですがよろしいでしょうか?一刻も早く楽になりたい」
H医師「お昼ごはんを食べて、今夜の分を飲むのはOKですよ、辛いですよね」
 


退室後、I看護師がやってきて
I看護師「どうでしたか」
K「カンジダしかいないからピンポイントの薬を処方するって言われました」
処方箋をみて
I看護師「ああバクタね、よかったですね。なんとなく原因が特定できて」
K「あまりに辛いので本当にすぐ治ると良いんですけど。飲んでも変わらなかったら電話くださいって言われました、ちょっと先にトイレ行っていいですか」
トイレから戻ってスピーディカテ受領時
I看護師「顔色が本当に良くなったね、あれ?お友達(PTADのカテ)取れたの?」
K「はい、取れましたよ。あとはおしっこ問題だけなんですよね・・・あと導尿ってどうなんでしょう。最近自尿が1時間ごとにあるせいで導尿量が減ってるんですけど、ずっと導尿続くようだと嫌だなって」
I看護師「(こそこそ声で)私がみてきた患者さんの例で言うと、カテーテルが取れたり他の原因がなくなって元気になってくると体力が回復して導尿必要なくなるって人がほとんどですよ。特にまだ若いし、今見ても顔色も良くて元気そうだから。大丈夫よ。でも膀胱炎が治るまではしっかりやってね」
と導尿の見通しを話してくれた。

この後再度小水検査を行い本日の診察終了

2021年7月4日日曜日

7月1日 「移植外科」「腎臓内科」受診記録(加筆・修正)

1.移植外科

A医師

・PTAD用のチューブはほとんどカラカラ(胆液が出ない状態)なので今日抜去します。

・腎臓の数値(BUN)が上昇しているので、外科的にできることとしては免疫抑制剤を1mm×2個に減らす処方をする。併せてセルセプト(移植後拒絶反応を軽減、腎臓機能補助も可能)を朝夕服用開始。(Creは非表示)

「このままま悪化していくと1年くらいで人工透析になるかもしれんね」との発言に妻が「ええ!?困ります」と訴えてくれると「まあ脅しも入ってるけどね」

「訪問看護は今後も必要ですか」と妻が質問したところ「いや、もうチューブもないし必要ないでしょ」との回答。「バイタルとったりとか状況見たりしてもらう必要は・・・」と僕が聞くと「ううんいらないですよ」と返された。

N医師・PTADチューブ抜去。3時間程度で傷跡は閉じるのでシャワー等入浴は問題ないとのこと。

・なんか元気そうだね、顔つきが5歳くらい若返ったよ。

・腎臓の数値が50台だったのが今日の採血で70台だったんですよ、と相談したところ、「そうだね腎臓の数値は移植した人の宿命だからね。でも腎臓の場合は最悪人工透析という方法があるからね、10とか15年くらいで透析になるかもしれないから、それを少しでも先延ばしするように塩分を控えるとか血圧あがらないようにするとか頑張らないと。あとは免疫抑制剤を減らすのも方法だけど」と言われたので、減らすようにA先生から処方されましたと答えたところ「ああそうでしょ。まあそれで様子見るんだね。それにしても本当に若返ったよ、奥さんも喜んでるんじゃない」

いいえ、特に喜んでいません。

2.腎臓内科

N医師、非常に慎重に丁寧な説明をしていただいた。

・この2週間で急に腎臓の数値が上昇している理由として何か変わったことはなかったか?→膀胱炎の治療として泌尿器科で処方された抗生剤を1週間服用していた→データ悪化に関係しているあまり関係ないとは思いますが、可能性はある。

通常移植後の患者さんは年々腎臓の数字が悪くなるのですが、このように急に悪くなっているのは、排尿障害や服薬による影響など物理的な要因があるかもしれません。また何らかの理由で尿の通り道が悪くなっている可能性や腎臓が腫れているなど調べてみたいのでCTもしくは超音波による検査を行いたい。まだCT(放射能を浴びる)を行わなければならない程度ではないの、できれば検査までの待ち時間はあるが(16時まで)超音波検査をお勧めします。検査結果を見て6日の泌尿器の先生、15日の腎臓内科の診察の際に見解を出したい。なお、肝臓移植時点で腎臓のデータが悪い人は、その後もそれなりのリスクはあるものです。

こののち超音波検査中に技師から『オシッコがすぐしたくなるとかありますかあ?』と聞かれた。え?溜まってますか?と問い返したところ『いやそうでもないですけど、申し少し大きくなると思うんですよねえ』と回答。もっと質問したかったがサラッと終わりです、お腹拭いて帰ってください、と言われてしまう。


次回 泌尿器科 6日

   腎臓内科、移植外科 15日